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スイス Day2 リヒテンシュタインにいったい何があるというんですか

と思いながら、入国スタンプ目当ての夫と出かけたリヒテンシュタインの首都、ファドゥーツ。控えめなお城と、ワインが気に入りました。この記事は日帰りファドゥーツ旅行の記録です。

旅程

2024年6月23日(日)チューリヒ中央駅から電車とバスで片道1時間40分かけて、ファドゥーツへ到着。まずはファドゥーツ城へ上り、戻ってきてランチをとり切手博物館へ。まだ時間が残っていたので、地球の歩き方の読者投稿を参考に旧市街沿いのMitteldorf通りを歩き、ワイナリーHofkellereiへ続くぶどう畑の横を抜ける散歩道を歩きました。最後に観光案内所リヒテンシュタインセンターへ立ち寄りワインとマグネットを買って終わり。

目玉のお城。何が良いのか。

ずばり、お城に辿り着くまでのミニハイキングコースが良いです。ほどよい勾配でちょうどいい運動になるし、小鳥の声もよく聞こえてきて癒されます。

途中のベンチで街を見下ろしながら軽食をとっている男性がいて気持ちよさそうでした。

お城自体は、リヒテンシュタイン侯爵家の方が住んでいるため中に入ることはできないため、外装をふむふむ…と眺めることになります。

クロスの模様が入っている場所は、雨戸をしまうのかな...

高台から見る町の景色や、遠くに見える山は清々しくてなかなか魅力的です。

ぶどう畑から見るお城

ワイナリーHofkellereiの近くを歩いていると、ぶどう畑を発見。一見私有地っぽい場所なので立ち入ってよいのか迷いましたが、向かい側から自転車に乗った地元民と思しき方が平然と走ってきたので、安心して入りました。

振り返ると、さきほど近くで見たお城が見えました。山の中に鎮座しており、近くから見た時と違う趣があります。

侯爵家のワイン

観光案内所で侯爵家ワイナリーHofkellereiの白ワインを買いました。ブドウ品種はMuskatellerとSauvignon Blanc。心地よい甘みがあり、するすると飲みやすい。ワイン単体でも十分楽しめる味わいでした。これは普段ワインを飲まない人でもいけそうな気がします。

Day2のふりかえり

訪問したのが日曜日だったこともあり、旧市街沿いの道は人もまばらで、ゆっくりした雰囲気を楽しめてよかったです。


そして、なによりも空気がきれい!スイスももちろん日本と比べたら断然心地よい空気だとは思いますが、リヒテンシュタイン・ファドゥーツはより澄んだ空気だったような気がします。

一方で、ファドゥーツはコンパクトな街で、観光で見て回るところもそれほど多くないため、かなり時間に余裕がありました。ワイナリーHofkellereiに訪問し、シャルドネやピノノワールの試飲をしてもよかったかなあと想像します。

ファドゥーツの記録は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました!

おまけ:リヒテンシュタイン侯の位置づけ

侯爵家のワイナリーがあると知って、お金持ちな侯爵なんだなー日本では考えられないなーと思い、よくよく調べると、リヒテンシュタイン候は国家元首として立法権・外交権・議会の解散権・法案の拒否権など強い権限を持つ上に、本当にお金持ちなようで、

侯の費用は、国ではなくリヒテンシュタイン家の私有財産から拠出されており、さらに別途で多大な寄付も行っている

リヒテンシュタイン - Wikipedia

だそうです。給料は支払われないってこと?!日本だと公の仕事に就く人は、税金泥棒との誹りを受けないために、なにかと窮屈な思いをしているイメージがありますが、リヒテンシュタイン候は全く違う世界で政治をしているのでしょうね。

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