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スイス Day6 マッターホルンに見とれる

スイス旅行も6日目。観光の最終日。

スイスと言ったら、山。山と言えば、ハイキングが思い浮かびますが、私は富士登山での苦い思い出があり、あまり自信がありませんでした。

しかし!
そんな私でも楽しめる軽めのハイキングコースを発見したので、チャレンジすることにしました。

この記事では、4千メートル級の山、マッターホルンを見るために出かけた日帰り旅を振り返っていきます。

旅程

2024年6月27日(木)
ベルンから電車/バスで2.5時間かけてツェルマットへ到着。ケーブルカーでSunnegga展望台まで登り、マッターホルンを眺める。少し歩いてLeisee湖の周りを散策。Findeln集落のレストランで昼ご飯を食べ、山のふもとまでハイキング。酒屋でおみやげのワインを買って、おわり。

ベルンから南下し、ツェルマットへ
マッターホルンはイタリア国境近くにある

途上で見える雪山

ベルンからツェルマットへ、電車へ向かう途中。
なんてことない郊外の街の住居の狭間から、雪化粧をまとった山々が見えて、ワクワクします。マッターホルンもこんな感じなのかな~

後日調べたところ、
おそらくインターラーケン方面の山々

やっと見つけたよ、マッターホルン

予定では電車を乗り継いで着くはずだったツェルマットですが、交通に支障があったようで、途中から臨時バスに乗りかえ、登山鉄道に乗り、ようやくつきました。マッターホルン最寄りの村、ツェルマット。

マックの外観も町と調和
立派な馬

村を少し歩くと、目当ての山が、にゅっと現れました。

こんにちは、マッターホルン

ツェルマットに到着するまでは全く見えなくて、さながら隠された巨人。日本の富士山とは、親しみやすさが随分違います。

標高2,288Mの展望台

ふもとの村からケーブルカーで3分。展望台Sunneggaへ到着しました。

到着してまず見えたのが、これでもかという迫力のあるマッターホルン。4,478Mのビッグなお山。

実際に訪れたときは、頂上付近・左の面の近くにとどまっている雲が気になって、なんだか動かないな…と思った記憶があります。山の斜面がものすごく近くにあるように錯覚しました。

天気が良かったこともあり、すべてがくっきり見えるのに山のサイズがあまりにも巨大で現実味がなかったです。

のどかなハイキングコース

展望台からふもとまで4.7㎞の道のりを歩き始めます。

少し進むと、ちいさな湖Leiseeに到着。標高2,000M超の場所にあるとは思えないほど、気軽な服装で水遊びを楽しむ親子連れがちらほらいました。

続いてFindelnという村に到着し、Googleで高評価だったレストラン ENZIANへ入店。マッターホルンがばっちり見える席でランチを楽しみました。

あまりにも素晴らしい景色で、こんなすごいの楽しんじゃっていいんですか…とちょっと引くくらい、好立地のレストラン。店員さんもフレンドリーな接客態度で楽しいひと時を過ごせました。

飲んだワインがおいしかったので、気に入ったと告げると、ふもとの酒屋で売っているよ、と ワインの名前を教えてくれて、これまた嬉しかったです。

ヨーロッパ最高所のぶどう畑Visperterminenで造られたハイダという品種のワイン。ソーヴィニヨンブランやトラミネールから派生したぶどう品種だそう。

トラミネールはよくわかりませんが、ソーヴィニヨンブランは普段からよく好んで飲む品種なので、飲みやすい!好き!となったのも納得でした。

さてワインの話はこのくらいにして、ハイキングに戻ります。

Findelnの村を抜けると、あとはひたすら登山道を下ってゆきます。
羊が見えたり、ネズミ返し付きの小屋が見えたり、森の木々の間からマッターホルンが見えたり。展望台付近とは景色が変わってきて楽しめます。

急斜面で草をはむ羊たち
ねずみ返しの小屋

ただし、この村から先はふもとまでトイレがないので、レストランを出る前に済ませておくべきだったと反省。

登山道の終点では羊のキャラクター wolli が迎えてくれて、ほっと一息つきつつも、トイレがピンチで焦りました。


お地蔵さんのように、道沿いにたたずむマリア像

総括

ツェルマットでやったことを振り返ると、ケーブルカーに乗って展望台へ上り、そこからランチを挟みつつ下山するというシンプルなものでしたが、結果、わざわざ遠出して行ってよかったな…と大満足の日帰り旅でした。

なによりもマッターホルンのビジュアルが素晴らしくて、先端が尖って切り立って、シュっとしたあの姿が、

ふもとの建物の隙間から

湖とともに

高山ならではのお花とともに

森の針葉樹のはざまから

道端に立つ小さなマリア像のうしろに

多種多様な景色と組み合わさって見ることができ、それぞれ趣があってよかったです。

日本を訪れる外国人観光客がやたらと富士山へ行きたがるのが謎だったのですが、(あの造形は見慣れているし、自分にとっては何ら特別でない)

私のマッターホルンへの憧れや感動と同じくらいの熱量で行きたがっているのだとしたら、それはできるだけ叶えてあげたいなと思いました。もし知人が行きたがっていたら富士山リベンジしよう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
スイス最終日の振り返りは以上になります。

マッターホルンの思い出や、今後マッターホルンを見ることがあれば、どんなことを思ったか聞かせてくださいね。

おまけ:

ところで同行者が雪化粧の山を霜降りのサーロインに例えてきて「ふぁ?!」となったのですが、皆さんどう思いますか

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