スイス Day5 世界遺産のワイン生産地へ
…はい。そういたしますとも!
ということでガイドブックの素晴らしい宣伝文句に誘われ
ワインを飲みにいこうと決めたのはレマン湖周辺。
世界遺産登録されたワイン生産地ラヴォー地区があるエリアです。
この記事では
レマン湖への日帰り旅行を振り返りながら、ワイン大好きな私がテンション上がったポイントをご紹介します。
旅程
2024年6月26日(水)
ベルンから電車で1時間10分かけて、Puidoux駅に到着。ワイン畑を横切りながら2㎞の道のりをハイキング。ランチのお店に到着して、ごはんを食べてからバスに乗ってEpesses駅へ。隣のRivaz駅へ電車移動し、ワインを紹介/販売するビジターセンターVINO RAMAに訪問。ローザンヌまで電車で戻り、ローザンヌ大聖堂を見ておわり。
ワイン畑を歩く
まず、目当てのレストランへ行くために、
近くの駅からしばらく徒歩で歩いて向かうことにしました。
バスでさくっと行くこともできたけれど、レマン湖周辺のぶどう畑のハイキングコースがおすすめされていたので、どうせなら自分の脚で歩いてみたいと徒歩を選択。
Google mapを片手にしばらく進むと、
レマン湖が見えてきました。青い。
写真からだとわかりづらいのですが、
傾斜がかなりきつく、転げ落ちそうになりながら下ってゆきました。舗装路ですが、確かに「ハイキング」かもしれない。観光マップでは2km超のコースがいくつも載っていましたが、短めにしておいてよかったです。ワイン飲む前に疲れちゃう。
絶景のテラス席でランチ
レストラン Auberge du vigneron へ到着したのはちょうど12時ごろ。
湖が見えるテラスでランチをスタートしました。
トラウト(マス系の魚)とパーチ(淡水魚の一種)のプレートを注文。
飲み物はローカルの白ワインを3種類すべて頼みました。
レマン湖周辺ではシャスラというぶどう品種のワインが主に作られるそうです。3種類のワインは、同じ品種・ご近所で造っているにも関わらず味の違いが明確にわかり、おもしろかったです。
特にEpessesのワインは、飲んだ瞬間、圧倒的な辛さが感じられ、野性味あふれる酒という印象でした。しかし、不思議とこの辛いワインは、バターで調理された魚料理と一緒に食べ進めると違和感なく、よくできたマリアージュだなあとほくほくしました。
我々が滞在している間に
一番見晴らしの良い予約済みの席におじさん4人組が現れました。わいわいと話しながら、ボトルワインを頼み各々のグラスに注ぎ、ボウルいっぱいのグリーンサラダが運ばれてきました。なんて素敵な集まりだ、私もこういうのがやりたいんだよな。勝手に、強く目に焼き付けました。
ローカルワインのテイスティング
ランチを終え、次に向かったのは
ビジターセンターVINO RAMA。
白ワイン3種+赤ワイン2種+ミニサイズのパンとスティックがついた、テイスティングセットを頼みました。
スタッフさんたちは、なかなかしっかりしていて、今日提供するワインはどこのエリアのものか、レマン湖付近のぶどう畑に降り注ぐ「3つの太陽」*1 の話とか、丁寧に教えてくれます。途中、東アジア系・インド系の団体客が2組くらい到着して、彼らをさばきつつも、わたしたちのような個人客の相手もきちんとしてくれて感じがよかったです。
*1 本物の太陽、レマン湖の反射光、急斜面を支える石垣の輻射熱、のことを指し、ぶどう栽培に好条件だそう。
最後に気に入った味のワインを3本買って帰りました。
1本 25スイスフランくらい。
帰り道、レマン湖の対岸のフランス領の山々が見えました。曇りの天気もあいあまって少し神秘的。参考までに琵琶湖と広さを比べてみると、レマン湖は琵琶湖の87%くらい。まあまあ広い。私は湖から対岸の山をみたときに青くなるくらい遠いのが好きで、レマン湖はまさにこれでした。ラブ。
おまけ:ローザンヌの大聖堂
ワインを飲むことを第一目的に、レマン湖周辺へ向かったわけですが、ベルンまでの帰り道に通る大きな町ローザンヌにも見どころのある大聖堂があるということで立ち寄りました。
ステンドグラスというのは、もっと平面的なアートなのかと思っていたけれど、ここで見た作品は表情豊かで見ごたえがある。陰影がはっきりついているからだろうか。目から鱗でした。
今回は以上となります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!