図書館その2
夏休み・・・
図書館からは連日のように「予約資料のご用意ができました」のメールが届き、返しに行って借りて帰るという、積読(つんどく)にならない、いいペースで読書を楽しんでいます。
実家のことや自分のことに追われていることもあって、
1日は24時間・・・時間配分がうまくできなくて、noteは週2・3回に落としていこうと思っています。
最近、読んだものから少し。
1つ前に書いた 『朝が来る』 辻村美月著 とテーマは同じだけれど、こちらは児童書。
主人公の結(小4)と姉の香(小6)はどちらも特別養子縁組で2人のママとお母さんを受け入れて明るく暮らしているのだけれど、転校してきた山口兄妹とのちょっとした関係から、心の中に小さなさざ波が立ちはじめる。
結のことを思いやっているようで、どんどん不安な気持ちにさせてしまうあかね(山口妹)もまた、実は不安な気持ちをもっている。
不安なとき、つらい時、受けとめて一緒にいてくれる、大好きな人が家族。
“寄せ集めじゃない。それぞれがぴったり合って素敵な1枚のタペストリーになっている ”
もう一冊
この本は8月21日(土)の24時間テレビのなかのドラマスペシャルの原作になっている本で、生活態度や学力等に問題の多い生徒たちの集まる、いわゆる「底辺校」といわれる高等学校を「生徒たちに寄り添い支える」学校に変えるために奮闘する教師たちの姿を描いたノンフィクション。
実は、24時間テレビはあまり見ないのだけれど、今回このドラマの中で、 学校改革に乗り出した先生を支えるキーマンとしての学校司書の役に、篠原涼子さんが出られるというのを知り、久しぶりに見たいと思っています。
(ちなみに、新卒体育教師役でKing&Princeの平野紫耀君もでます。・・・ ってこちらが主演のようです💦)
実話だけあって、生徒の学校での様子や先生方のやりとりに、「学校ではなにを学ぶのか」「小学校・中学校でうまくいかなかった子どもたちには何が必要なか」、普通の高校生とは違った(違ってしまった)リアルな姿と、なんとかしてやりたいという教師や周りの大人の想いに、胸が熱くなりました。
“教えてもらったことがない” “普通に生活を送ったことがない” そのままで、社会に出て行っても順応していくことが困難になり、負の連鎖のままになってしまう。
今、社会問題にもなっているヤングケアラーについては、ここの高等学校の先生方はずいぶん前から、子どもたちを見ている中から問題視されていて、その解決策を見出すために、生徒との距離をおかず、じっくり話しをしてどんな状況なのか、何が必要なのかの情報を共有されていました。
篠原さんが役をされる、学校司書の方、実は少し心当たりがあって、学校図書館でしかできないサービスについて学ばせていただいています。
学校図書館はその学校の生徒に必要な本、読みたい本、場所を提供すること。「ここにある本なら読んでもいいよ」みたいに、だれかが検閲したような資料しかない図書館の魅力ってあるんでしょうか・・・ね・・・?
あと、子どもが成長する環境は大人になっても、とても影響します。
『朝が来る』辻村美月著 でも 『パッチワークの神様』山本悦子著 でも、子どもの成長のなかで、何が大切なのかを考えさせられます。
#児童書 #親書 #家族 #24時間テレビドラマ #学校図書館
最後まで読んでくださってありがとうございます。文章にするのに時間がかかりすぎて、定型でなく、不定期になるかと思いますが、読んでいただけると励みになります ♪