歌ってみた ♪
1年以上読み聞かせが出来ていない。
だんだん不安になってくる
(次に読むときに、もう声が出ないかもしれない…)
母を見ていて思うのは、人は足腰から弱っていって、外出もできず、誰かとおしゃべりすることも少なくなっていくと喉の筋力も衰えてしまうのだということ。
あんなにカラオケが好きだった母も、今は訪問看護の看護師さんと童謡を歌うのもやっとで、嚥下のリハビリをもっとしないと、食べ物を飲み込むこともできなくなってしまうかもしれない。
今朝のこと。
通勤している車の中で、
「そうだ!歌おう!」と思い立ってBluetoothを繋いだ。
選曲はスローで歌詞が好きな
『明日への手紙』手嶌葵
歌詞の中のある部分で、AIのロボット、クララがお日さまの力を信じて夕陽に祈りに行くと言う場面が思い浮かんだ。
『クララとお日さま』カズオイシグロ 早川書房
ちょっと苦手かなと思っていたカズオイシグロ氏の著書だけれど、とても心に残っていて、愛について考えさせられる本だった。
人間は誰でも愛を持っていて、ロボットは持っていないなんて言える?
無償の愛や友情、自己犠牲のようなものをプログラミングされて持っているのだったら、持っていても感じることができない人間より、より人間らしいのではないか…相手がどう受け止めるのか、受け止める力がないとにんげんでもロボットでも同じじゃないか・・・
クララのお日さま信仰と、歌の歌詞がもぉピッタリで、とても切なくなりました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。文章にするのに時間がかかりすぎて、定型でなく、不定期になるかと思いますが、読んでいただけると励みになります ♪