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言葉の定義「なんとなく」

なんとなくって言葉、

どちらかというと
私はマイナスなイメージを持ってた。

理由が明確にできない時に使う言葉
=明確にするほどその事について思慮されていない

単的に言えば、
「なんとなく」は
「とりあえず」と同義

という認識だった。

私は白黒ハッキリしたがる癖がある。
曖昧な状態が苦手だし不快に感じやすい。


どうしてこれがいいの?
 なんとなく

どうしてここがいいの?
 なんとなく

なんで私がいいの?
 なんとなく


全然納得いかなかった。
特に自分に対して発せられるなんとなくは
納得いかなさすぎて
執拗に明確な答えを求めた。

逆に、誰かに何故?と問われた時は、
きちんと明確な理由がなければ
失礼だと思っていたし

あるいは、明確に答えられなければ
頭の足りないやつ
と思われそうで、

真面目な問いほど
無理矢理言語化してきたように思う。

無理矢理言語化すると、
本来感じてたものからは
ちょっとずれてしまう。

でもやっぱり
「なんとなく」
という回答は
答えになっていない氣がして
すっきりしない。
無理矢理にでも言語化せずにはいられなかった。

けれど

感覚で選択するものや
感覚で良いと感じるものを

全て的確に言語化できるとは限らないし、
言葉にならない気持ちって存在する。

直感や感覚がいいと言ってる
=なんとなく

という見方だってできるのではないか?

そう見たら

なんとなくこそ、
実は最優先に信じるべき感覚かもしれない。

だとすると、これまで
「なんとなく」私が選ばれた場面というのは、

誰でもよかったわけではなくて、
なんとなく、そこには私がしっくりくる
ということだったのかもしれない。

なんとなくで選ばれることは

悪い事でもなく
曖昧でネガティブというわけでもない。

「なんとなく」に
善悪をつけていたのは私で、

なんとなくそのものに
良いも悪いもないんだ。


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