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【織々ノ記】#41 初日と連絡

2023年4月13日

 今日から修士2年の春学期が始まった。大学院に入ってもう1年が経ったのかと思うと、なんとも身の毛がよだつような心地さえする。

 学部の頃から思っていることだが、やはり学生でいる時間を削って就活に取り組まなければならないシステムをなんとかして欲しい。自堕落な生活を送っている自分が言えたことじゃないけど、修士の貴重な2年間を侵略する行為は勘弁願いたいものである。

 午後は食後の眠気がずっと尾を引いて、なかなか作業に集中できなかった。とはいえ、今朝はここ数日の中で1番すっきり起きることができたので、今後なんとか生活リズムを改善して効率よく動いていきたいところ。

 初心忘るべからず、大学や大学院に入った頃を思い出して、研究や日々に向き合っていきたい。


 普段は淡々とその日あったできごとや思ったことを書いているが、たまにはちょっとした愚痴の一つをば……

  今朝、高校の部活のLINEグループに「夏の同窓会に行く?」というメッセージが友人から送られてきた。このメッセージを見て、心底驚いた。行くも行かないも何も、同窓会があることは今初めて知ったからだ。

 どういうこと?と聞き返してみると、どうやら学年LINEグループなるものが存在しており、そこで同窓会の日程調整が行われているとのことだった。卒業して6年目に知る事実。なんとかその友人に招待してもらって、グループに入れたので同窓会の情報を知ることができたが、さらに驚くことがあった。

 そのグループは今回の同窓会のために作られたものではなく、なんと2014年の高校入学当時から存在していたのである(グループのノートに履歴が残っていた)。

 いや、まあ、在学中にそのグループにいなかったことで不利益を被ったりはしていないので、百歩譲ってそこは許すとして、同窓会の連絡をLINEのみで行なうのってちょっとどうなんだろうと思ってしまった。
 
 実は今回の同窓会は卒業後初めてのものではない。以前成人式のタイミングで一度開催されているのだ。その日、自分は成人射会(成人した人が出場できる三十三間堂で催される射会)の前乗りのために京都にいて、あえなく参加できなかった。だから1回目に参加していない人間が軽んじられるのもわからなくはない。

 ただ、こういう同窓会って、幹事がちゃんと学校の校友会的な組織と連携して、きちんと全員に連絡(電話なりメールなりハガキなりで)するものだと思っていたので、意外というか、もやもやが残ってしまった。

 自分の意志で同窓会に参加しないこと自体はよくあることだと思う。だが、開催することを知らなくて行けない人と知ってるけど行かなかった人とでは、雲泥の差があるように思う。

 同窓会の存在すら知らずに過ごしてしまう人が発生する連絡の仕方、冷静に考えて問題があるんじゃないだろうか。現に自分も、もしその友人から連絡が来なかったら開催されているなんてつゆ知らず、後々なにか別のタイミングで再会した時に「なんで同窓会来なかったの?」なんて聞かれて絶望するところだったのである。

 今そのLINEグループを見たら250人が参加していた。自分の学年は40人×8クラスの320人ほどがいるはずだから、70人もの人々が同窓会の存在を知る機会を得ていないのである。もちろん、途中で抜けたなどして、あまり関わりを持とうとしない人もいるのだろうが、70人はそれなりに大きい数字なのではないだろうか。

 まあ、高校入学当時から存在しているグループにいまだに入っておらず、その存在すら知らなかったぐらい交友関係の希薄な人間は、はなからお呼びでないのかもしれない。幹事の人は1年生のときに一緒のクラスで、好人物であることも知っているので、なおのこと残念に感じた。


PS 今見返してみると、完全に自分がハブられていたことに逆ギレしているヤバジジイなので、今後はあまり愚痴を書かないように心がけたい

(了)


【今日の1曲】
つじあやの「風になる」––––シングル『風になる』より

毎年春になると聞きたくなる一曲。『猫の恩返し』の主題歌だが、映画本編はまだ見たことがない。保育園の運動会で流れていた記憶がある。