【織々ノ記】#40 原宿とファッションと絵画
2023年4月12日
今日は原宿へ服を買いに行ったり、パンケーキを食べに行ったりしていた。
本来今日は授業開始日だが水曜日が全休なので、春休み最終日に出かけることになった。
原宿に来るのは2,3回めぐらい。それもJRからメトロの乗り換えに利用したぐらいなので、あまり思い出はない。なので初めての竹下通りに目移りしまくりだった(それはまるで上京したての地方民のように。東京生まれ東京育ちなのに……)。
今日はツレがいたのでおんぶに抱っこ、連れて行かれていくままの行程だった。初めにラフォーレ原宿や東急プラザでウィンドウショッピングをして、その後は同じく東急プラザの7階のカフェでパンケーキに舌鼓を打った。
自己認識として、ファッションにはそこまでこだわりがないタイプだと思っている。いや、こだわりが無いと言うより、服はGUやユニクロとかそのあたりの比較的安価なお店で済ませがちである。
時々suzuriで買ったものや和服を着ることもあるが、通常服は基本無難な感じでこの数年間過ごしてきた(周りを見渡して見ると、大学生や社会人になって垢抜けた友人もたくさんいて、その差はいつのまにか大きくなっていた)。
今日はそんな凝り固まったファッション思考を打破すべく、ツレにも協力してもらい、初めてセットアップを購入してみた。上下ともに黒で、セットアップながら別々に着こなすこともできると店員が言っていた。一応試着はしているが、実際に着こなしてみないとどう似合うかわからないので、早く着てみたいとウズウズしている。
パンケーキについては、以前自分が甘党だという話をツレが覚えておいてくれたようで、事前に調べてくれていたようだ。感謝感激雨あられ。
カフェや喫茶店に行ってもいつもチーズケーキばかり注文している自分からすると、パンケーキは結構新鮮な選択だったが、ベリベリデリシャスだったので良かった(小並感)。
服を買ったあとは、デザイン・フェスタ・ギャラリー原宿に足を運んだ(これもツレの提案)。ここは様々なアーティストのオリジナル作品を展示、購入できるギャラリーとのこと。
油絵や水彩画などの「美術」然としたものから、イラストやステッカーなどのポピュラー寄りのものまで、幅広い作品が展示されていた。
こういう美術館以外での展示を見ていると、かつて絵画教室に通っていた頃を思い出す。絵心が特にあるわけではないので、あまりこの話をすることがないのだが、小学生から高校生の頃まで地元の有志が開催する絵画教室に通っていた。
そこでも同じように、近所の公民館の展示スペースを借りて展覧会を毎年開いていた。大学生になって忙しくなり、結局1年生の早い段階で辞めてしまったのだが、今でも時々絵を描きたくなることはある。
とはいえ、最近はその情熱も下火になっていたのだが、今回展示を見る中でまた絵画制作に手を出そうかなという意欲が再燃してきた。そもそもiPadをコロナ禍が始まったタイミングで買ったのは、イラストの練習をするためだった。それがコロナ禍が落ち着きつつある今になってやっとモチベーションが上がっているようでは、はたして本当に着手することはできるか、我ながら不安でいっぱいである。
「なにかを始めるのに遅すぎることはない」なんて言ったりするけど、とはいえ今は就職活動と研究活動の2つで手一杯である。来月には文フリが控えているので、創作活動の方もそろそろ始めないといけない。
そもそも今日で春休みが終わってしまうので、明日以降は講義での発表などのタスクも増えていくだろう。そんな多忙な日々の中で絵画制作に取り組むことができるか、すでにほとんど無理な気もしているが、まあ、気負わず気ままに描ければなによりである。
(了)