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【織々ノ記】#35 会話と文通

2023年4月7日

 昨日は研究室の皆様と食事、高田馬場の原価酒BAR NICOにて。

牛ステーキ
ブレブレのシャンディガフ

 会話が下手なのに、人と話すのが好きってやはり変わっているのだろうか。もしかしたら、自分だけが満足していて、相手方は自分との会話を退屈に感じているのかもしれない。

 会話ベタ特有の脳内反省会が開催されてしまうが、向こう側の真意を知る術がない以上、自分は双方が楽しめる会話を模索していくしかない。そして、その模索のためには色々な人と会話をするという実践的な経験が必要になりそうだ。就活が落ち着いたら、コロナ禍で交友関係が途切れていた友人などに連絡してみたい。彼ら(彼女ら)は今何をしているのだろうか。少し遠い日を思い出す。


 午後は近所の百均に寄って、必要なものの買い出しをしていた。百均に行くと当初予定になかったものまで買ってしまう。特にレターセットの類は使う機会がまるで無いのに、デザイン性に惹かれてついつい手を伸ばしてしまう。

 文通に似た行為は今までの人生で何度か経験がある。話すと長くなりそうなので、別の記事に語る場は譲るが、そのかつての経験のせいで今でも文通には、大きい憧れを抱いている。

 時代錯誤な発言かもしれないが、スマホやSNSが発展した現代において会話の往復に数日かける贅沢は、何にも代えがたいものがあるように思う。机の引き出しに溜まったレターセットにいつ出番が来るかわからない。いつかその時が来たら、私は何を手紙にしたためようか。(了)


(追伸)
 昨日、南南西からの風が強かったので、サカナクションの「なんてたって春」を聞いていたのだが、ふと毎日聞いている曲を記録するのも日記の一部かなと思った。今後は可能であれば、日記の最後に【今日の1曲】として記録していきたい。

【今日の1曲】
サカナクション「シャンディガフ」––––アルバム『アダプト』より
成人になってからビールを呑む機会は何度もあったが、全く好きになれなかった。けれど、この曲を聞いて初めてシャンディガフを飲んでからは、少しだけビールが好きになった。これが大人になるということだろうか。