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1/25のバースデーカラー ; 濃藍

(この記事は過去記事の再掲となります)
・1月25日の誕生色;濃藍
・色言葉;理想・現実・新生活
・パーソナリティ:スムーズな生活ができる人

濃藍(こいあい)とは、日本の伝統色で、藍染の中でも最も濃い色の一つで、極めて暗い藍色のこと。
藍染めは、何度も何度も色を重ねることによって濃い色に染め上げていきます。

藍染の染料となる藍は世界中で存在しており、古くから藍で衣服が染められてきました。
中国の戦国時代(紀元前300~前240年頃)には、あの有名な言葉「青は藍より出でて藍より青し」という言葉が筍子の勧学に記さてていたそうです。
この諺は、青色の染料は草の藍からとりますが、それは素材である藍草よりもより美しい青になることを表し、弟子が師よりも優れていることの例えでもあります。

また、それよりももっと古く紀元前2000年頃のエジプトのミイラに藍染の巻布が使われていたそうです。

藍は、地域によって種類が異なります。
インド、アフリカなどの熱帯性気候の地域では、マメ科の木藍であるインド藍が用いられます。
ジーンズのインディゴはインド藍に由来した名前です。
また、ナチュラルな白髪染めの材料として用いられている木藍もインド藍。

一方、中国の南部やタイ、ラオス、沖縄などの亜熱帯ではキツネノマゴ科の琉球藍で、インド藍とは違った植物です。
沖縄の着物等の藍色は琉球藍で染められた藍です。

日本や中国揚子江流域の温帯では蓼藍で染めます。

藍染めは染液の中に布を浸し、その後に空気に触れさせることで発色します。
一度では濃い青にならないため、何度も何度も染液に漬け空気に触れさせ酸化により発色を繰り返し色を濃くしていきます。
藍染めは特に木綿や麻といった植物繊維に染まりやすいです。

浴衣などにもこのような色がありますね。
絣の着物もこのような濃藍を地色にすると絣模様の白が映えます。
理想と現実の折り合いをつけることができる堅実な色。
仕事着、スーツにも良い色ですね。

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