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2/14のバースデーカラー ; 海松色

・2月14日の誕生色;海松色(みるいろ)
・色言葉;二律背反・誠実・気品
・パーソナリティ:都会的なセンスを備えた人

海松とは浅瀬の岩に生えるオリーブ系の緑をした海藻です。
海松は、1本の帯状になるコンブとは異なり、枝分かれして全体が丸くなるところに特徴があります。
古くからあった海藻で、名前は『万葉集』に破れた服の例えとしても登場しています。
これは海松の枝分かれしたその形状のためです。
ボロ布の代名詞のように使われていたこともありました。
食用にも虫下しの薬にもされた海藻でした。

色名としては平安時代から登場し、落ち着いた色合いから江戸時代には中高年向きの色として流行したそうです。
平安時代の襲の色目でも海松の襲があります。
海松の襲は四季で通年着れました。
表(上)が萌黄色で裏(下)が縹(はなだ)色です。

海松の形は、日本の古典文様として使われます。
昆布やワカメも湯通ししない生の状態だとこんな色ですよね。
茶色味を帯びた深い緑色です。

渋いのが好きな方に良い色ですね。

これが海松文です。

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