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2/12のバースデーカラー ; カーミン
・2月12日の誕生色;カーミン
・色言葉;外交的・情熱・激しさ
・パーソナリティ:もの静かでも積極的な行動派
カーミンは英語でcarmine
洋紅、えんじ色になります。
カーマインと言った方がピンとくる人も多いかもしれません。
ポスターカラーやアクリルガッシュ等の絵の具にカーマインがありますね。
カーミン、カーマインは、ラテン語のカルミヌス (carminus)
に由来し、さらに、カルミヌスはさらにはアラビア語のキルミツに由来とのこと。
カーマインはコチニール色素による色で、コチニール色素は昆虫由来の色素でカイガラ虫の一種のコチニールを原料としています。
コチニールは中南米産でサボテンの裏に沢山寄生している虫で、雌の卵巣から摂取します。
このコチニールを粉末にして染料として使います。
虫から染料にしているので動物性染料です。
コチニール色素は食品にも添加物として使われています。
よく赤飯などの赤色を出すのに使われています(食品成分を見るとコチニールと記載があります)。
カニカマの赤色にも使われています。
食欲無くすかもしれませんが、虫の色素で染めています。
最初に、これをもとに染めてみようと思った人は勇気があると思います。
虫を潰した時に、指が赤く染まったのをきっかけに、これなら赤い色を染められるのではないかと考えたのだろうかと想像してしまいます。
今は合成染料も多いと思いますが、メキシコ等の中南米の民芸品の赤にはコチニールを用いた赤が多いのではないかと思います。
スペインなどがアメリカ大陸へ侵略した時には、衣類の色の鮮やかなことに驚いたといいます。
メキシコの民族衣装というと赤や黄色の縞のポンチョを思い浮かべますが、赤はもともとコチニールを用いて染めていたと思われます。
メキシコやアステカでは10世紀頃からカイガラ虫を飼育して、衣服の染料として利用してきました。
メキシコで赤というとコチニールの赤と言えますね。