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【Kindle出版】出会い頭の会話で流れを掴む!

外資系に転職して、海外の人たちと仕事自体はこなせるようになってきた頃

出て来た悩みのタネが、

・海外の人と、ちょっとした雑談ができない・・・
・海外の人と、仕事以外で何を話していいかわからない・・・


仕事上で関わる人が、アジア圏からヨーロッパの人、オーストラリアなど色んな地域に広がりつつある時期の、戸惑いでした。

例えると

<業務として>
・英語でメールを書く
・課題をエスカレーションする
・会議で発言をする
・システムトラブルで緊急の際には、躊躇わずにSOSを上げる

こういった仕事上での会話や、やり取りはスムーズにできる。
スムーズというより、機械的に進めていくことができる

でも、

初めましての外国人と会議をする時や、会議で他の参加者を待つような、ちょっとした隙間時間に、何を話して良いかわからず・・・

モジモジ・・

そして、

会議が始まった途端に、モードチェンジして勢いよく話し始める

自分ながらに、なんかチグハグ・・

会議前や隙間時間の雑談を楽しみたいなぁ
そこで場を温めて、相手とスムーズな意思疎通を図れていると、きっと仕事や会議のまとまりも良くなるだろうなという想いがありました


そのきっかけとなったのが、、
ある時、ペアを組んで仕事をしていたイギリス人のリーダーから

「Kaori、君は理解力も早いし、仕事を頼むにはとても安心感がある、正確にこなしてくれるし、それは素晴らしいんだけど、、、

なんていうのかな、、

一緒に仕事をしていて、“なんか、つまらない”
仕事は人生の一部だから、もっと楽しみながらやろうよ!」

ガーン!!

それを、言われた時は、頭を後ろから殴られるような、、
考えてもいなかった事を不意打ちに言われたショック
と同時に

図星じゃん!!!

ハッとさせられて、顔を覆いたくなるような恥ずかしさでいっぱいになりました

だって、事実として、“仕事を時間通りにきちんとこなす事が全てだ!”
と思って仕事に取り組んできたし・・

楽しむ!とか、
楽しませる!とか

二の次、三の次でにして仕事してきたから・・・

そのイギリス人のリーダーは、口は悪く、行儀も決してよくないけれど、

・緊張するフェーズで、みんなを笑わせて力みを抜く
・やる気をなくしてる人の横について、ジョークで楽しませたり、笑わせたり

が、ずば抜けて得意で、
彼が横について、ベッタリ仕事する事で、
“元気復活!“
“また頑張ろう”
とやる気を取り戻す人を見て、業務をこなすことだけが仕事じゃないよね。
と思わされる事がたくさんありました。
誰より、私がたくさん笑わせてもらった!

当の本人は、
相手の状態を見て、僕自身の態度や関わり方を変えてるんだよ〜
と至って、冷静でしたが、、


私もそうしたい、そうなりたい
でも、どうしたらいいんだろう・・

と困った時に、

外国人との会話に困らず、むしろ発展させていくような会話の進め方をコーチから教えてもらいました

それが、相手をピンポイントで褒めるです

①出会い頭に、しっかりと相手を観る
②相手の特徴を捉える。細かいところを見る
③そして、必ずピンポイントでフィードバック(褒める)する

これを、『ピン褒め』と名付けて、

・初めてお会いする方
・もっと、深く色んな話をしたい方
・仲良くなりたい方

の会話のとっかかりとして、人付き合いの“基本のキ“として大切に実践しています

この『ピン褒め』とは、一言で言うと

相手を認めている、その表現方法の1つ

全体的な事や、広い範囲の事を言っても相手には響きにくい
例えば、

“髪切ったんだね、似合うよ”
“このカーディガン、暖かそうで可愛いね”

これは、褒めてるんだけど、言われ慣れてるし、それほど深く印象に残らない

この時に、よく相手を観察し、面積を狭めて特徴的な事をフィードバック
ここは主観的な感想なので、何が正しい、間違いもなく、

ピンポイントなモノを見つける

“髪切ったんだね、前髪の長さが雰囲気変えていいね”
“そのカーディガンのボタンが、可愛いね”
と、ピンポイントで褒めると、

言われた方も
“ちゃんと、私の事を見て、言ってくれてるんだなぁ”
という印象が残りやすい

実際のところ、
言う方も
ちゃんと相手を見ないと、ピンポイントの発見、フィードバックができない

印象に残ったかどうかは、本人に聞いてみないとわからないけれど、

この“ピン褒め“が、会話のとっかかりとなり、場の雰囲気を創っていった事はたくさんありました。

↑の例をとっても

“実は、前髪を作ろうか迷ってたんだけど、切ってから“いいね“って言われるんだよね、切ってよかった・・・”などから始まり、そこから話が派生していく

特に会議の合間や、出会い頭に2−3分に、こんな軽い談笑ができるようになってから、

その場にスムーズな流れができ

それ以上に
会議に臨む自分自身がの状態が出来上がる

自然と、お互いに納得いく方向性や形に近づく、歩み寄るアプローチになるような一体感を感じられたり、
個人的には、関係がさらに深くなっていく事が多々ありました

たかが、ピン褒め!
されど、ピン褒め!

そして、何より、

初対面の人と会う時の“何喋ったらいいだろう・・”
という悩みから解放されました!

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