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甘酒を勧めてきたおばちゃんの声かけが、私を「買わなきゃ!」と思わせたわけ

先月、名古屋であった福井物産展へ娘と出かけた。
ほとんどおじちゃんとおばちゃんでいっぱいだったせいか、4歳の娘は見ず知らずの人からいろいろよくしていただいた。
「カニ当たるといいな」と抽選券をもらったり、「食べさせてあげて」とおまけをいただいたり。
ほんと、ありがとうございます。

私の目的はあるお酢屋さんだったんですが、お酢屋さんのブースに立っていたおばちゃんは私たちを見るなり「あら、かわいい子ね!そうだ、もうすぐひな祭りだけど甘酒買った?」と言い、試飲の甘酒を差し出した。

「いえ、まだですね」と甘酒を飲む私。
「ほんならちょうどいいわ、これ、とびきり美味しいやつだから。今年はこれでお祝いしてあげたら!」とおばちゃん。

なにがちょうどいいのか(笑)
心の中で思わず突っ込んでしまったけど、確かに、ひな祭りといえば甘酒だ。
まだ買っていなかったし、娘の前で「娘のひな祭りに!」とか言われると、買っておかなきゃ!という気持ちになった。
そういえば、今まで我が家のひな祭りに甘酒を出したことなんてなかったけど、つい「ください」と言ってしまった。
普段ならまず買わないけど、「ひな祭りやるでしょ」と言われると買ってしまう、これ不思議。

もちろん、いただいた甘酒がお世辞抜きにとっても美味しかったからっていうのもありますよ。

甘酒をゆっくり飲んで「おいちー!」という娘に、おばちゃんは「美味しかった!?それはよかった!」とさっきよりも少し大きな声で話す。
すると、近くにいた他のお客さんが2、3人寄ってきて、おばちゃんはすかさず、甘酒を差し出す。
娘を見て「かわいいわね、うちにもこのくらいの女の子がいるのよ」と言ってきたおばちゃんには、「お孫さんのひな祭りのお祝いに」と差し出す。

プロすぎた。

このおばちゃんの声かけのように、
「もうすぐ◯◯ですけど、大丈夫ですか?用意しましたか?」っていう投げかけって大事ですね。
意外に忘れてたりするもんですからね。
「お忘れではないですか?」とスーパーとかでよくあるやつです。
買い忘れを煽ろうっていうわけじゃないけど、見た人に気づきを与える言葉って大事。

節分の豆、ひな祭りのケーキや甘酒、土用のうなぎにお彼岸の花とか・・・なんか地味だな。
増税前の大きな買い物とか、新生活の準備、今年はいろいろトラブルがあった成人式の準備とかもそうですね。
折り込みチラシやネット広告とかで、頻繁に使えそう。


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