◇「紙ストロー」から考える◇
紙ストローって好まれないですね。
紙のにおいがするのもあるし、
使っているとすぐフガフガになるのよ
子供なんてストロー噛むから
すぐダメになりますよね。
でも世の中には
「脱プラスティック」の波が押し寄せているわけです。
どれが正解なんだい？ #どうでもいいか
ただ私的にすごく不思議なのですが…
ちょっと前まで
「紙の使用を減らしましょう！」
って言ってなかったっけな…
#なんのはなしですか
紙の原料は樹木。
樹木を切ってしまうと
二酸化炭素を酸素に変換できない。
となると、温暖化が進むんだよね？
それに
山が水を蓄える機能が低下するから
豪雨により地盤が緩みやすくなる。
…とかって言ってなかったっけ？？
もう紙は使っていいの？
二酸化炭素減らさなきゃなのに、
二酸化炭素減らないじゃん？
その説はなくなったの？
ずっとモヤモヤしてたのです、私。
で、ちょっと調べてみました。
（プチ沼展開か！？）
いまやそこら中に溢れるプラスティック。
割れたりなんやらで
小さいマイクロプラスティックになっても
微生物が分解できない。
なくならない。
人間が作り出したものがずーっとなくならない。
しかも使える形ではなくなって
タダのゴミ扱いなんだよね。
それに比べて、紙は生分解性がある。
キレイになくなり、微生物も活性化。
長い目で見れば残骸は残らない。
今って結局、そっちのメリットが目立っている。
じゃぁ、なぜプラスティックが普及したのか。
やはり紙よりもはるかに軽くて丈夫だから。
同じ強度のものを作るのに、軽くて薄く済むから
輸送も一回にたくさん送れるんだって。
そりゃそうだわ。
紙ごみを出そうと思ったら
腰やっちまいそうにならない？
集まると相当重いですから、紙は…
後処理が難しいねんなー
もろもろを土俵に上げてみる。
冒頭に書いた樹木伐採のデメリットと
（二酸化炭素の変換や、山崩れ防止効果の低減）
輸送に掛かるエネルギーやCO2排出量を踏まえると
実はよい方法は１つではなく
「プラスティックを紙に換えれば解決する！」
という問題ではないんですよね。
プラスティックの代わりに紙を推奨するだけでは
やっぱり片手落ちというわけだ。
結局のところ。
偏り過ぎた今の状態を少しでも戻すため
まず１つのやり方を推奨している
ということでしょうか。
ただしそれも全然完璧ではなくて
もっと俯瞰で物事を見ないといけない。
何かを解決しようとするとき
やり方や手段が“目的”になってはいけない。
でね、実は仕事などにおいては
“手段”を考える方が比較的簡単なんですよね。
だって普段自分たちがやっていることベースに
考えやすいから。
また考えているうちに、手段が目的にすり替わって
できそうな気分になってしまったり。
そうならないためには、課題を細分化して
いろんなパターンを考えておくことが大事です。
「紙ストロー」は環境破壊、温暖化現象など
SDGｓをどんどん細分化して
形になった手段の１つ。
だから「紙ストロー」にしたら All OK ではなく
まだまだ途中ってことなんですね。
ここから先、
フガフガしない紙が主流になっていくのか
においのしない紙に移行していくのか
はたまた全然別の方向に舵を切るのか…
また
そもそも「紙ストローでは意味ないね」となれば
別の手段を繰り出してみる必要があります。
だから、目的を達成するためには
いくつかの手段を持っておくことも大事。
問題を解決させていくには
多角的に検討すること、
他の方法も同時並行で考えておかないと！
…なんて「紙ストロー」からそんなことを
延々考えてしまいました。
きっとそれって
仕事でも子育てでも人生にとっても同じこと。
いろんなことを想定し、
実際に動かしていないとしても
心の中で準備しているからこそ
臨機応変に対応できるんだなーと思います。
準備がないところに偶然はこないというのも
きっとそういうことなんでしょうね。
ちょっと話はズレちゃったけど
なんとなーく嫌われ者の「紙ストロー」
起死回生の妙案が出てくるのか否か。
個人的には、
普段ストロー使わなくてもよくない？って
思ってるんですけどね(笑)
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