オリジナル製作着物・第二弾|New damask kimono diamond series
kaonn-日音衣- デザイナー/オーナー 吉岡 香里です。
kaonnダマスク着物について、noteにしたためていくシリーズの第二弾。
今回は、2018年に製作したダマスク着物の銀糸入りバージョン、【original damask kimono ダイアモンドシリーズ】について。
damask kimono basic をベースに、地模様や糸などをアレンジして、またbasicとは違う新たなイメージを作り出せるように変化をつけました。
damask kimono basicについてのnoteはこちら▼
絹フェチのオンナ、私が最初に作りたかった着物は無地の着物でした。【damask kimono basic】
basicタイプ同様、kaonn-日音衣-のダマスク着物の一番のこだわりは地紋なのですが、振り返ればこの新しいタイプ・ダイアモンドシリーズの方が柄構成は苦労しました。
basicタイプは、絹本来のナチュラルな光沢なので、染めた生地のベースはマットなイメージ。
今回は、パーティードレスのイメージに特化しつつ、銀糸の分量にこだわり、エレガントなキラキラ感を求めて試行錯誤いたしました。
銀糸のアクセントが加わる分、なるべく1個1個の地模様を繊細に仕上げられるよう、柄のベースは同じダマスク紋ですが、ダイアモンドシェイプのイメージで文様を組み合わせ、細かい柄にアレンジしました。
染め上がって地色が加わった際に、地紋のない無地場の分量でイメージが大きく変わるので、第一弾のbasic同様、無地場の分量は仕立て上がった際のイメージ画像をたくさん作りながらベストバランスを探りました。
basicタイプのダマスク着物の着心地を気に入ってくださっている方に向けて、着心地は変わらず、御召になった際にはガラリと雰囲気の変わる新たな着物を!というのも、意識したポイントでした。
このシリーズもまた、シンプルに生地を染めるだけで、地模様と銀糸が絶妙な華やかさを表現し、一つ一つの所作で輝きを放ちます。
一点ずつ引き染めするので、カラーサンプルにないお色でも出来る限り理想の色に仕上げます。
過去には、ショールをお預かりしたり、お気に入りのアクセサリーのパッケージ(箱の色)をお預かりしたり、いろいろなカラーサンプルからの染めを承りました。
生地の特性上、淡いお色に染めると色無地としてドレッシーに、
濃いお色に染めると御召のような織物の雰囲気に近く、クールなイメージに。
防染糸と銀糸を使う事で生地に張りも出るので、着心地は御召に近いです。柔らか過ぎないので、纏った際に程よい落ち感があり、ボディーラインも美しく見え、地模様の絹糸が光りを放つので、何気ない動きでもその光沢が生きてきます。
単衣仕立て・袷仕立てのどちらでもでもすっきり着られる厚さ、張りがあります。
あなた色に染めた絹の美しい輝きを、是非纏ってみてください。
オススメの着用シーンや着こなしバリエーションについてはまた別のnoteにて。
【kaonnオリジナルダマスク着物[diamond]】
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