FC今治レディースの選手たちの“はたらく”をさらにアップデート。
こんにちは、kaonavi404編集部です。
今回は久々に、地方創生 -shipプロジェクトの取り組みについて紹介します。
-shipプロジェクトとは、カオナビと今治. 夢スポーツ(FC今治の運営会社)がタッグを組み、“はたらく”を通じたあらゆる●●-shipな取り組みを展開し、今治の土地や人々をエンパワーメントしていくというものです。
詳しくは、プロジェクトページやnote記事をチェックしてみてください!
そんな-shipプロジェクトも、今年で2年目を迎えました。
この記事では、昨年に引き続きFC今治レディースの選手たちと実施した、キャリアオーナーシップ 2ndの裏側について取り上げていきます。
●キャリアオーナーシップとは
この施策の名前にもなっている「キャリアオーナーシップ」とは、自身のキャリアに対して主体性を持って取り組む意識および行動のことを言います。
では、なぜ-shipプロジェクトでその取り組みをするのか。
遠回りにはなりますが、カオナビが大前提として大切にしている考えをご紹介します。
こうした考えのもと、ブレずに活動を続けている-shipプロジェクト。その活動の一環である「キャリアオーナーシップ施策」は、重要な位置づけとなっています。
日々働きながらサッカーを続けているFC今治レディースの選手たち。
彼女たちの“はたらく”を知った上で、取り組みを通じてできる限りのサポートをしていく。それが-shipプロジェクトにおけるキャリアオーナーシップ施策の考えです。
彼女たちが自身のキャリアについて主体的に意識し、結果として女性アスリートのキャリアが多様なものになっていくことを目指しています。
●前回との変更点
前置きがかなり長くなってしまいました…。
ではここからは、去年の第1回からどのように変わっていったのかご紹介します。
昨年は初回の取り組みということで、選手たちに世の中にはいろんなキャリアがあることを知ってもらうことが先決と考え、Webコンサルティング業界で働く鳥谷部 梢さんを講師にお招きし、ご自身の実体験をもとにセミナー形式で実施しました。
選手たちの反応もよかったのですが、前回からのアップデートを目指す今回は、選手たちがもっと主体的に自身のキャリアについて考え周囲と話し合う、やや実践形式な取り組みにできないかと考えていました。
そこで鳥谷部さんからご紹介いただいたのが、山田 頌子さんでした。
-shipプロジェクトですので、船が土地と土地をつないでいくように、この施策における講師においても縁をつないでいきたいと考えていたので、すごくありがたいご縁でした。
山田さんは、なでしこリーグ引退後、大学院で専門的にキャリアデザインについて学ばれ、今ではキャリアデザイナーとしてアスリートのキャリア支援会社を立ち上げられています。
そうした経歴が今回の講師にぴったりだと思ったのもありますが、何よりも今度はビーチサッカー選手としてもチャレンジをしていることが魅力だと感じました。そのバイタリティをFC今治レディースの選手たちにも感じていただきたいと思ったのも、講師を依頼した理由のひとつです。
その山田さんを講師に迎え、昨年から大きく変更した点は2つ。
① セミナーに加えワークショップも開催
選手たちがキャリア形成を意識し、行動に移していくにあたって大切なことは、まずは自分自身のことを知り、それを周囲に伝えること。その部分をワークショップでは重点的に行うことに。
実際にワークショップの企画・設計においては、山田さん、今治. 夢スポーツさん、カオナビの三者で何度もMTGを繰り返しながら詰めていっています。
とは言え、私たちプロジェクトチーム側が一方的に企画していることには変わりありません。それでは、選手たちにとって本当に意味のある取り組みになるのか疑問でした。
そこで、途中のタイミングで橘髙 海音選手、鈴木 淳菜選手のお二人にも共有。
全体のプログラムについてはもちろん、ワークショップの詳細までディスカッションし、選手視点も取り入れながらプログラムを固めていくことに。
準備万端で臨んだ本番当日。
とは言え、どこまでワークショップに対して前向きに取り組んでもらえるのか、プロジェクトチーム側としては不安な面はありました。
ただ、いざ始まってみたら無問題!
皆さん楽しみながらも真剣に取り組んでくれました!
② アイスブレイク代わりにビーチトレーニングを実施
今回はワークショップが本題ではありながら、選手たちがいかにリラックスして取り組める雰囲気にできるかが成功のカギだと思っていました。
そこで、キャリアデザイナーでありながら、現役ビーチサッカー選手でもある山田さんと一緒に…
ビーチトレーニングをすることに!
当日は天候にも恵まれすぎ、アイスブレイクの役割はきっちり果たすことができたと思っています。それにしても暑かった…
ここまでキャリアオーナーシップ 2ndの裏側についてご紹介してきました。
当日の様子をレポート形式でまとめていますので、こちらもぜひご覧ください!
●選手たちにしっかり届いた結果に
今回参加いただいた選手22名に実施アンケートを取ったところ、こちらの結果に。
しっかり企画・検討した甲斐があり、選手たちにも響いていると実感できました!
その他にも、「自分の成長に繋げるための自己分析ができたことが1番の成果」、「辞める不安はあるが、やりたい事を口に出すことで楽しみな気持ちになった」
といったコメントからも反響の良さが伺えました。
●まとめ
まずやってみよう!
という気持ちで、キャリアオーナーシップ施策を実施した昨年。
ただ、2回目となる今回においては、施策自体のアップデートはもちろんのことながら、FC今治レディースの皆さんが自身のキャリア形成をより主体的に考えられるようになるかという視点で企画をしていきました。
それがしっかりと結果に表れたことはよかったと思います。
今後もFC今治レディースの方々の今はもちろんのこと、今後のキャリアも豊かなものになっていくようサポートを続けていければと。
●関連記事のご紹介
このnoteは、あくまでカオナビ視点です。
ただ、実際に参加した選手たちはその時どう感じたのかは気になるところ。
そういった率直な感想も含めた座談会記事が公開されていますので、こちらもぜひ。
また、FC今治レディースの選手たちのキャリアへの考えや思いについて、OneMoreFootballマガジンさんにて特別企画として連載いただいています。
●次回は
ちょっと今回はかための記事でしたが、次回はポップに!
以前ご紹介した、kaonavi FRIDAY NIGHTの続編について取り上げたいと思っています。
ということで、また、気軽にお越しください〜!
よろしくお願いいたします。
カオナビ コミュニケーションデザイン室
kaonavi404編集部