認知症ケアのタブーに迫る!
今回は、介護の現場で『ウソをつくこと』について考えてみたいと思います。
『なんで今、このテーマなん?』
それは、当事者と介助者(家族や介護スタッフ)にとって、双方の関係性に大きな影響を与えると思うからです。
『そんなん、アカンに決まっとるやん!』
そうです。介護現場で起きている事は、地域社会で起きていることの縮図なのです。
『だから何なん?アカンもんはアカンやろ!』
それらが分かりやすく可視化された状態の一つが『ウソをつくこと』なのではないかと思うわけであります。
ほな、今回もいっとこか?
『let'sケアー✊』
#関西弁の人誰なん?
1、嘘とは
広辞苑やWikipediaによると、
・事実ではないこと
・偽り…etc
とあります。つまり、まとめると…
『事実に反する事柄の表明であり、特に故意に表明されたもの。』となります。
2、介護現場で聞いた事がある「嘘」
①相手を故意にだます、あざむくウソ
#絶対あかんヤツー👊
②相手を不安にさせないためのウソ
#一見良さげなヤツー☝️
③家族や第三者の要望に応えるためのウソ
#無双モードなヤツー🖐
④他の用事やケアを優先させるためのウソ
#その場しのぎのヤツー👎
⑤命を守るためのウソ
#緊急時のヤツー🤘
あなたは認知症の方に対して、ご家族や介護スタッフがウソをついている場面に遭遇したことはありませんか?
おそらく誰もが
『嘘をつくこと』はいけないこと
だと理解していると思います。
しかし、上記のようにやむを得なく、もしくは無意識のままウソをついている場面があるのも現実としてあるようです。
3、嘘が選択される背景
ではなぜ、介助者はウソを選択しまうのでしょうか?もう少しだけその背景について掘り下げてみたいと思います。
①相手との信頼関係が築けていない
②他に手段がない(思いつかない)
③時間がない
④当事者(他者)を守るため
⑤家族から許可をもらっている
このように、嘘が選択される背景には、
決して介助者に「悪意」があるわけではなく、「どうにかしてあげたい」「とりあえず解決してあげなきゃ」と言った、むしろ「善意」による
パターナリズム(父権主義)がいつの間にか発生している場面も少なくないようです。
#介護現場にはあるあるですよね
#支援という名の押し付け
4、嘘の副作用
しかし、ウソをつくことで、例えその場をコントロールできてしまったとしても、それ以上のデメリットを背負うことになることは理解しておいた方が良さそうです。
#そもそもコントロールすな
①当事者にとって(傷つく、絶望する、怒り)
→ もう本音を言わなくなる😤
②介助者にとって(罪悪感、誤った成功体験、考えることの放棄)
→ 信頼関係を築けなくなる😢
③周囲にとって(信頼を損なう)
→ 『認知症ケア=嘘も方便』という誤った
社会・風土・文化を構築してしまう😱
このように、『嘘の副作用』は、言われた当事者だけでなく、言った介助者にも、そして、将来自分や家族が認知症になった時に、まさに自分が嘘をつかれる文化を作ってしまうことにまで広がっていくのです。
少し長くなりましたので、前編はここまでにさせて頂きます🙇♂️
後編では、じゃあ嘘を選択する前にできることは何か❓具体的な場面をもとに掘り下げてみたいと思います🙋🏻♂️
それでは、勝手に前後編に分けるスタイルも定着してきましたので、そろそろご一緒に締めましょう。
『let'sケアー🫵』
#指をさすな
#あなた達だ!みたくすな💦
最後までお読みいただき、ありがんちょー。あなたのお時間を頂き感謝しております。私もあなたを応援させて下さいませ🙇♂️💦吾唯足知でございますので、お読みいただけただけで幸せです❤️