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満ち足りた月 見上げるとそこにいるけれど 上を向かなければ アンタの姿は拝めない ポケットに手を突っ込んで シケモクを噛み潰しながら 裏通りを彷徨う アテもないまま 良い感じに座れる場所に着くまで 吐き捨てた煙草は そよ風に飛ばされる なんて自由なんだろう そんなぼやきは 暗い闇の中に吸い込まれていった あの月は幸せなのかな ずっと独りなのに そんな弱音だって 誰にも聴かれる事はない もう一本煙草をつけ