妊娠なんて不公平でありえないと思っていた私が妊活を決意した話
キャリアを大切にしてきた私がどのような気持ちで子どもを持つという選択をしたのかありのまま書きました。男女同じように働く現代においては男性にも知って欲しいですし、仕事が楽しくて仕方ないと思っている女性で妊娠を迷っている方がいらっしゃれば この体験が何かしらの役に立てば幸いです。
妊娠なんて不公平
現在38週目の妊婦です。タイトルの通り、昨年の今頃(2020年3月頃)は、妊娠したら女だけキャリア分断されるし給与も無くなるなんて、この世の中はなんて不公平なんだ!と思っていました。
学校では男女平等だと教えられ、これまで性別を強く意識することもなく大学進学、就職、その後も性別による不平等無くキャリアも積んできました。
そこで初めてぶつかった男女の差、それが子どもを持つと言う選択でした。妊娠したらそこでキャリア分断され、給与も無くなり自由に使えるお金が無くなる、好きな時に好きな場所に行けないし、これまで積み上げてきた物が一瞬にして0になるのでは?なぜ女性だけがそんな思いをしないといけないのだろうかとどこにもぶつけられない理不尽な思いを持っていました。
結論から言うと、子どもを授かることができて良かった、お腹の中で赤ちゃんを育てるという体験ができて良かった(まだ産まれてないですがお腹の中で赤ちゃんが動くのを感じるととても可愛いです)と思っているのですが、この感情にいたるまで気持ちの整理に時間がかかりました。
その過程を何回かに分けて投稿していきたいと思います。
夫とわたしについて
夫:子ども好きで子ども欲しい。仕事のオンオフ切り替えが上手。 家時間が好き。
私:子どもそんなに欲しくない。仕事のオンオフ切り替えが下手。仲間と集まることが好き。
※コロナの影響で2人とも2020年4月から現在に至るまで完全在宅ワークをしています。
妊活を考えるまでの主な出来事
約10年前、結婚したくないし子供もいらん!と言っていたら、母に◯◯(私の名前)は子育ての素晴らしさを知らずに死んでいくんだね、と言われたことがありました。それが心のどこかに引っかかっていました。
義母から◯◯(夫の名前)には自分の子供を育てるということをして欲しいと思っている、と結婚挨拶の時2人だけになった時に言われました。子ども好きな夫に子育てさせてあげたいなと、その時かすかに思った記憶があります。
避妊と生理周期安定のため、ずっとピルを飲んでいました。
結婚後、ストレスで精神的に不安定になることもあり漢方薬を処方してもらっていました。仕事でストレスを感じた時も漢方薬を処方してもらっていたので精神的なことで薬を飲むことについては抵抗はありませんでした(むしろ、誰でも起こり得ることなので早めに病院早めに治療が良いという考えです)。
新婚(結婚して数ヶ月)なのに子ども作る作らないの意見のぶつかり合いでしょっちゅう不穏な空気になっていました。その当時はテレビで流れる赤ちゃんのCMが嫌でしょうがありませんでした。そしてある時、ぶつかり合いが最高潮になり私が泣きわめいてプチ家出したことがあったのですが、帰宅後そんなにいらないと思うなら子どもいなくても良いよって言われて、その気持ちを思うとまた泣けてきました。
そこからは、子育てしている友達や同僚、そして母からたくさん話を聞きました。子どもがいたら良かったなぁと言う方はいても、子どもがいて後悔してるっていう方は誰もいなくて、特に親しいいわゆるバリキャリ系の友人が子育てしている姿を間近で見たことが大きな転換点だったように思います(その友人も仕事好きで飲み会好きでした)。こんなにも生活の優先順位がかわるんだなぁと。
妊活を決意するまでの6つのプロセス
1.子育て中の方々の誰もが「子育ては大変だけど本当に良いよ〜」と言うので、未知の世界にチャレンジしても良いなぁとおもった。
2.年齢的に妊娠が難しくなった時に欲しいと思ったら後悔すると思った。
3.子ども好きで子どもが欲しいと思っている夫に子ども作ってあげたいと思った。
4.夫は私よりも家事全般できるため、子どもが産まれても家のことをかなりやってくれるだろうと安心感があった。
5.妊娠・出産後は確かに様々な制限があるけれど、子どもを育てながらも自分のやりたいことをやるんだ、できないってなんで初めから決め付けてるんだろうと思った。自分自身で勝手に自分の限界を作っていることに気づいた。
6.コロナの影響で在宅ワークのため、妊娠中の体調不良時でも柔軟に働くことができ、仕事への影響が通常時より少ないだろうと考えた。
2ヶ月ほどじっくり考えた末、まずは「ピル飲むのをやめる」と夫に伝えました。
次回
次回は、妊活中に行ったこと〜妊娠発覚までの流れ(子どもができて喜ばしいはずなのに、まさか病院での検査後に大喧嘩)を投稿します。
長文読んでくださりありがとうございました。