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最近、トリップしてる?

僧侶と教授のハーフのような存在の江〇先生が、「貴殿と精神構造が似てるのかもしれんぞ」と紹介してくださった本を拝読し、思うことがあったため書き留める。いつか自分で読み返す用。共感者がいたら話したいなと思って電波に乗せる。


特に内容を嚙み砕いてレビューしたり評論する気は全くなくて、読んだ結果、自分の脳内で起きたことが2つあったから書き留める。

その2つは自分にとっては当たり前だったこと。でも、気が付いたら薄まっていたこと。この本を読んで、その感覚の入り口を思い出せたことに嬉しさと焦りを感じた…。その2つは後述。

(なんで本のレビュー書く人って長ったらしい論文口調なんだろうね。アマゾンプレビューを校閲したら言いたいこと3行でまとめられるのにってなる。大ブーメラン。たぶん、「書いた感」が欲しいんだろうね。大ブーメラン。)



『熊楠の星の時間』著:中沢新一

こちら、大学者もといADHD活用の頂点に立った日本人こと南方熊楠の脳内宇宙に近づこうとする解説書。


読んでみて思った感想の第一は、「読む前の下準備が多いな」 

次に思ったのは「自分は南方熊楠になれたのかなぁ


まず前提として、以下をある程度抑えていないと理解しながらスラスラと読み進められないと感じた。

・南方熊楠の人物像と軌跡

・中沢新一氏の主観の癖

・19.20世紀の時代背景、特に政治と宗教活動

・華厳経の構造

・トートロジー、アニミズム、その他諸々の抽象概念の定義と構造

・一定以上のアナロジー思考力


内容を一言でまとめると、「森羅万象がメビウスの輪」って感じ。

社内主義的な考え方で境界の意識が薄い(というか注意しないと気づけない)自分と確かに似てる感はあった。



読んだ結果、脳内で起きたこと

①マクロに考える癖が再発

②トリップ癖が再発


①はもともとそうだったけど、江〇先生をはじめとしたHRMゼミの素敵な仲間と過ごす中でトレーニングされて強くなってた後天的な癖。

②は物心つく前からの先天的な癖。寝る前に右手と左手を戦わせたら朝になってたし、授業中に「もし不審者が入ってきたらどう対処するか」を考えたら授業が終わってた。「あーなったらこうなる」が無限ドミノ倒しみたいに続いてく。ビバ☆厨二病!


でも、社会人になってから目の前の細かくて苦手なことをやるようになって、その癖が薄くなってきたのに気付いてた。ミクロなこともできなきゃいけないし、それができることが次に繋がる。ミスるたびに自分どんだけ苦手やねんって思ってた。

この行為を繰り返すごとに今までの自分が消えると思ったから、先輩に「働いていて何が見えなくなりましたか?」って質問した。(これは過去のnoteに書いた。)



そしてつい最近、FBを依頼されたときもミクロなことしか言えなくて「自分の存在意義…。終わった。」ってなった。



そんなタイミングでこの本を紹介していただいて即ポチった。インプットもアウトプットも怠りがちだった自分でも「先生のご紹介ならば読まねば!ディスカッションできるレベルには理解せねば!」と今までの重い腰が羽毛のように軽くなったのには感謝しかない。ありがとう江〇先生。ありがとう脳の癖。


正直、第一章を読んだ時点で「これ無理やわ」って本を閉じたくらいにはマクロ思考が苦手になってた。こんなんゼミ時代なら楽しく一気に読んで即皆であーだこーだディスカッションしてるレベルなのに。

このままじゃ確実にクソつまらん人間になる。久しぶりに会った人から「つまらんくなったね」ってマジトーンで言われる。ここで食らいつかないと脳が死ぬ。スマホの検索画面片手に二週間くらいかけて読んだ。


結果、①②が脳に起きた。すんごい低いレベルで起きた。トリップ時間も20分くらい。

思わず「やぁ久しぶり!」って空中に話しかけたけど返事はない。一晩トリップしてから出直してこいって言われてるみたいだった。返事ないけど。



まとめ

ライターもやってる身としては散文すぎて恥ずかしい限りだけど、

この記事構成が、少し時間が経って見返した自分の脳のトリガーになりやすいから校閲しないでそのままにする。


今回読んだ本の題名は『星の時間』

その意味は『トリップ』。


南方熊楠は、ある点と点が線になった瞬間から他の点にも繋げに繋げ、シナプスが広がるみたいに、無限ドミノ倒しが続く時間を『星の時間』と呼んだ。特異なのは、その無限の繋がりを構造に分解・整理できたこと。



最近、トリップしてる?


















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