見出し画像

私の履歴書 介護のお仕事編③-8

フランチャイズ系泊まりのあるデイサービス

「管理者になる」

勤めてから半年以上経ったある日
「部長」からこんな話があった。

「かおりん、管理者にならないか?」

なんと…介護の仕事を始めて
そろそろ2年になるかならないかの自分に
「管理者」の話が突然舞い込んできた。

その時の気持ちは「認められた」感で
いっぱいだったし

「管理者になれば夜勤やらずに済む」

面接の時にもそんな話を部長としたなぁ…
夜勤をしなくて良くなるなら…と
その話を二つ返事で受け入れたのが
更なる地獄の始まりなのでした…

県境にある当施設より車で10分ほど離れた
隣の市にある施設の管理者になった私ですが…

大きな2階建ての一軒家
居間には暖炉(使ってない)がある
前の建物よりモダンな作りだった
こんな綺麗な所で働けて夜勤無しなら
なんとか頑張れそうかなぁ(ワクワク)
そう思ったのもつかの間…

ここには大問題が隠されていたのです…

スタッフのクセが凄かった!

[リーダーと名乗る女性Qさん]
介護歴は長く、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を持っている。
前の管理者が退職すると言うことで
私が選ばれたのだと…
初勤務の時にそう彼女から伝えられた。

「管理者かおりん、宜しくね!お手柔らかに!」
カン高い声で挨拶されたが…
(気が強そうだし、合わなそう…)と、直感で思った
本来なら、彼女が管理者をやれば良いのでは?と
謎だった…

私は現場が好きなんです

そう豪語し、管理者の話を蹴ったそうだが…
私の様な介護経験が浅い人間が自分の上に立つのは相当気に入らないのだと…空気で伝わる…

[パートMさん]
年齢的に…介護の仕事をしても良いのか?と
目を疑ったが…彼女もケアマネの資格持ち…
片耳が難聴だったので、補聴器をつけているとの事だった。
穏やかな…優しい声で
「どうぞ、宜しくおねがいします。」と
彼女が話すと暖かい空気が流れた…様な気がした

[男性社員 Sさん]
私より10才年上…インテリジェンス漂う人だった
何故か部長に良いように使われ、そして
「パシり」みたいな印象だったが…
後程なんでも話せる職員になる。

[男性社員Nさん]
アイドルオタク…車の免許無し…
デイサービスなのに送迎業務出来ない…
自発的には仕事をしない…
最終的に「管理者が大嫌いなので辞めます」と
言われてしまった…
あの時は…お互い疲弊しきってたもんね…

パート2名優しく元気な姉妹

アルバイトHくん前の施設で一緒だった子の彼氏

以上の職員で運営していく事になる…

初めての管理者…やる事、覚える事がたくさん!
引き継ぎも前管理者ではなく
他の施設の管理者から教えてもらう。
Oマネージャー…
それぞれの施設を総括する人兼管理者

先ずは…Qさん…この人が居ると毎日ピリピリする
Mさんの耳元で嫌味を吐く…Hくんに暴言を吐く…
正論を言ってる様だが
見ていて気持ちの良いものでは無かった…
利用者には、猫なで声を出して
さも「私は良い人」と周りにアピールしていた。
今で言う…キラキラだったんだろうな…

問題は…彼女が新しく入ってくるパートさんを
短期間で辞めさせてしまうのだ…
私が所属していた時だけで5人…辞めていった

ある日Qさんに
「あなたが原因でパートさんが辞めてるんだよ。」
と、伝えたのだが…「私は悪くない!」と
部長に告げ口された事があったっけ(  ̄- ̄)
部長も鵜呑みにして…Qさんは悪くないだろうと…
肩を持つ次第(彼女が居なくなると困るのは知ってるが…問題は解決できないままだった)

兎に角、手が付けられない…今だにその施設で
働いている、貴女の良いように
居られるんだもん楽だよね…w

「こりゃ、部長に騙されたな…」

と思っても後の祭りだったのだ(^^;

初月のシフトは前の管理者が作ってくれたのだか
次からは私が作る…その時がすぐに来た…
作って行く内に気がついたんだけど

夜勤やる人少ないからわたしも結局
やるんじゃん!(´Д`)

時すでに遅し…

また地獄の始まりなのでした…

介護のお仕事編③-9へ続く

最後までお読みくださり感謝します(^∇^)
次回もお楽しみに(*^▽^)/★*☆♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?