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Holunapeの「'Ohaiali'i Kaluhea」

素敵なハワイアン・ミュージック Advent Calendar 2021 の20日目の記事です。

クリスマスまで、YouTubeの人気チャンネル「HI*Sessions」 から、1日1動画を紹介していきます。

本日ご紹介するのは、Holunapeの「'Ohaiali'i Kaluhea」。

'Ohaiali'i は南国の植物。オレンジや赤やイエローに色付く大きな花を咲かせます。好きな人をKaluhea(かぐわしい香り)の'Ohaiali'iにたとえたラブ・ソングです。

この歌の作者は、Kuana Torres Kahele。ハワイアンバンド Nā Palapalaiでも、ソロでも、名曲を量産している大スターです。

まずは、曲が誕生した背景を紹介します。

Kuanaが19才の時、ライブをよく見に来てくれていた女の子がいました。
彼女のことが気になるものの恥ずかしくて話しかけられなかったKuanaは、仲良くなるためにこの曲を作ります。

彼女が次にライブに来たら、この曲を歌おう。そして、「君のために書いたんだ」と言うんだ。

何ヶ月も待ち、ついに彼女の友達がやって来ました。「彼女も来るの?」と聞いた答えは、「彼女ならメインランドに引っ越したわ 」。

Kuanaはその後、この曲を封印するのですが、2008年、Holunapeがこの曲を聴き、レコーディングしたいと申し出ます。この曲を収録したアルバム「Āhea? 'Ānō!」は、Nā Hōkū Hanohano Award(ハワイのグラミー賞と言われる権威ある賞)でアルバム賞に輝き、この曲は、世界中で人気のフラソングになりました。

もっと詳しく知りたい方は、こちらの動画の概要欄を読んでくださいね。Kuana自身の言葉で語られています。そして、Kuanaが歌う「'Ohaiali'i Kaluhea」が歌詞付き(英訳も付いてます!)で聴けます。そして、動画に映っている花が'Ohaiali'i です。資料として完璧ですね!

話をHolunapeに戻しましょう。

Holunapeはハワイ語でsway, waveという意味。音楽に合わせて体を揺らしたり、ヤシの木が風にそよいだり。そういったことを表します。

「正統派」と言われるHolunapeが演奏するトラディショナルなハワイアンソングは、リズムが取りやすくて安心して踊れるんですよね。Holunapeには、何度も気持ちよくholunapeさせていただいております。

ダンサーのMalia Petersenは、2002年のメリーモナークにカムエラから出場。Holunapeの演奏で踊り、見事ミス・アロハ・フラに輝きました。

流れるような足運び、風にゆれてるみたいに自然なハンドモーションは、まさにholunapeです。

大好きなバンドとダンサーなので、長々と書いてしまいました。

やっと今日の動画です。Maliaのフラも、Maliaのフラに目を細めながら演奏するHolunapeも、霧のベールをまとった美しい山(この表現、ハワイアンソングによく出てきますよね!)に溶け込んでいます。

踊りと歌と自然が一体になっている、とても素敵な動画です。

せわしない12月、素敵なハワイアン・ミュージックとともに一息つく時間を持っていただけたら嬉しいです。

ではまた明日。



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