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MUSE~創作への旅路~

FACEで自分と対峙したジミン。
その作業はまさにナムさんの言葉を借りれば排泄する作業。
その作業を経て自分の中の混沌とした思いを吐き出したジミンが次に向かったステージがMUSE…

ときめき探しの旅へ

10代から20代の始めの頃は全てがキラキラ見えて、触れる世界が新しいもので満たされていた。
だからこそがむしゃらに頑張れたし無茶もできた。

でも20代の半ばも過ぎると「大人」という記号のもとで、あまり昨日と変わらない日常を過ごすことにふと侘しさを感じる…そんな感情を誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。

そんな物足りなさ、乾きをときめきへと変える作業がMUSEだったのではないかと私は感じたのです。

人にとってときめく瞬間…それの最たるものが「恋」

でもジミンは

「片思いをしていたのがいつだったのかも覚えていないんです」

(Mini&Moni Musicより)

年下のSGMBのメンバーに話を聞いたり、結婚したLocoさんに話を聞いたり、みんなで「ロミオとジュリエット」を見たり…
「恋」を創作する作業がMUSEの中心、軸になったんだと思います。

Rebirthから始まる新しい物語

Rebirthはビハインドでジミンが語ったように、恋の始まり、ワクワクした高揚感が表現された曲だと思います。
朝日が上って一日が始まるように、これから何か始まるんだ、とまさにときめきを表した曲。

「Rebirthは一目惚れして片思いする感じなんです」

Rebirth&SlowDanceLiveClipBehindより

それに続くSmeraldGardenMarchingBand も「何か始まるワクワク感」が感じられます。
歌詞もこのアルバムにたくさん使われる「君に近づく」というキーワードのような言葉が使われます。
この曲、もしジミンのソロツアーがあるならアンコールの1曲目にかかりそう!と勝手に想像しています(*^^*)

そしてSlowDanceは付き合い始めのドキドキ

「Shall we dance?」と言いながらアプローチするんです。
告白をしに行くところなんです。

Rebirth&SlowDanceLiveClipBehindより

BeMineはもっとすすんだ2人の関係を表しています…(キャーーー(〃艸〃)( *´艸`))

僕の心は誰を待っているのか

Whoはジミンの心を表現したものを創作してもらったものです。
でも思いが強すぎてもダメ、かと言ってあっさりしすぎていてもダメ。
このアルバム通してですが、ジミンがこだわった「醤油豆腐」を絶妙に作り出した曲なんです。

ジミンがMUSEでこだわったのは「創作」だと私は思うんです。

フィクションって、ノンフィクションとは違って創作ですからリアルではないし、かと言ってリアリティがあまりに無かったら共感は得られません。

「AreYouSure」でジョングクと話していたように、ジミンは曲の創作も表現もどちらもやってみたい…
その上で今回のMUSEはジミンの創作作業への第1歩だったと思います。そしてその創作がジミンの心をときめかせるもの。

Whoはいつか心を溶かすような恋をする自分の憧れを絶妙に普遍的なところまで落とし込んだ曲なのではないでしょうか。

ジミンがPOPの道を歩むのに必要な曲だったと言えると思います。

こういった創作作業で1番大切なもの
それは「MUSE」の存在。

そしてそのMUSEはARMYだとジミンが言ってくれています。

CloserThanThis

どんなフィクションの小説も最後に「あとがき」があります。
舞台なら「カーテンコール」

その部分がこのアルバムの最後CloserThanThis。

フィクションに対してあとがきがリアルであるように、このアルバムで唯一リアルを表している曲がこの曲です。

「メンバーと一緒に歌いたかった」

それはやはりカーテンコール!

この曲だけはMUSEの中で創作ではなく「リアル」なジミンの気持ちがそのまま入っている曲だと思います。

パフォーマンスとプロデュース

ジミンがここまでこだわって生み出してくれたMUSE。
それはジミンが新しいことへ挑戦する1歩を踏み出したことに他なりません。
このMUSEにパフォーマンスで味つけするのもまたジミン。
そのパフォーマンスにも「中間」のこだわりを見せているのはビハインドからも読み取れます。

そしてそのパフォーマンスがどれだけ素晴らしかったかは見ての通りです。

この経験がBTSとして活動する時に役立つのは明らかですし、想像を超えてくるでしょうから楽しみで仕方ありません。

この素晴らしい作品がよりたくさんの人のもとに届けばいいな、と願うばかりです。

そして兵役でそばにいられなくてもそばにいるように感じさせるカムバを残していってくれたジミンには感謝してもしきれないです。

ジミンが望んだようにとにかくこのアルバムを楽しんで愛そうと思います。

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