3つの感謝と季節の巡り
毎朝、家族が起きてくる前に
自分を「今ここ」に戻す時間を作っています。
その時に書いている「3つの感謝」。
「今日も1日が始まったことに感謝します」
「雨の音が心地いい。自然の巡りに感謝」
「今日参加してくださるお客さま、心に留めてくださってありがとうございます」
「いただいたお菓子が美味しかった。ありがとう」
「子供とたくさん話せた。心の扉を開いてくれてありがとう💕」
こんな感じの些細なことから
地球規模まで(笑)、
その時にふと浮かんだことを書いたり、
浮かばなくてむりくり捻り出した感謝を
書いてみたりもしています。
10年以上前から、書いているのですが、
ここ1年ほどでやっと定着して、
ほぼ毎日書くようになって気づいたこと。
それは、
浮かんでくる感謝が、季節で変わってること。
夏頃は、お日様の光が眩しくて心地よくて、
ふゎ〜っとテンションが上がった感じで、
生命の輝きに、この命に、
今日も一日がやってきたことに!
ありがとう!!
私今日も生きてるー!!
みたいな感じ。
秋頃は、夏のテンションを引きずりつつも、
少ししっとりした地に足がついた感じで、
豊かな実りに、今日も日差しが温かいことに、
そして美味しいものや物質的な豊かさなどが
身の回りにあること、
手にできていることに感謝します。
という感じ。
冬の今は、そんなブワ〜っと感謝が湧いてくる!みたいな感情の盛り上がりはなくて、
命があることに。このつながりに。
温かい住む場所があることに。
生きていること、生かされていること
そのものへの感謝を
自分の心の中をのぞいて取り出してくる。
みたいな感じです。
感謝を感じる内容は
同じようなことなのだけど、
感謝の感じ方や湧き出かたが
季節によって違うんですね。
東洋医学的に考えると、
人間も自然の一部で、
人間の体も心も、
自然の巡りと同じように影響を受けて
移ろっていきます。
例えば
秋になったら乾燥しやすくなるとか、
冬になったら冷えから浮腫みやすくなるなど、
身体の影響はすぐに思いあたると思います。
でも、実は心もとても影響を受けているんですね。
夏は緑が濃く、お花が咲き乱れるように、
生命の輝きと喜びを全身で感じる時期です。
秋は植物は実をつけ、動物も人も冬に向けて
実りを収穫し、必要なものを蓄える時。
そして地面に落ちた実は、土の栄養となって、春まで種を育みます。
冬は自然は動きを止めて、
次の春にまた芽吹くために
ひたすらエネルギーを蓄えています。
そしてまた、
人の心も、同じように変化していきます。
3つの感謝を書きながら、
ここ最近、溢れてくる言葉みたいなのが
出てこないことに、
ちょっとした違和感を感じていたのですが、
よく考えたら、
冬は、もう生きてるだけで十分。
色んなことをがんばって
エネルギーを費やすより、
生きていくために最低限のことをして、
あとは自分の中の陽の気
(生命エネルギーのようなもの)
を損なわないように、
日常を愛おしく過ごすだけでいい。
そんな時期だったなぁと思い出したのです。
溢れる感謝は湧いてこないけど、
とりあえず今日も生きている。
冬は、それを感謝して過ごすので
十分だなと思いました。
季節が巡って、
自然が巡って、
五行が巡って、
その中で生きていて、
知らない間に
陰陽や五行の移り変わりに
影響を受けてる。
人間も自然の一部であることが、
とても嬉しいと感じた気づきでした。
長い文章を最後まで読んでいただき、
ありがとうございます💗
読んでくださった方の日常が
今日も温かいものでありますように。