ノープランノーアーカイブの反省からはじめますが、note はじめるわけ
歩いたとこは道にならんかった
歩いたとこが道になるらしいですよ、的な言説を誤認し、先のこともろくに考えず、先人のおしえにもろくに耳を傾けず、やりたい放題生きてきてしまった。あれもこれもそれも。体力があるタイプだったので、極限まで動いてないと怠慢なのではという謎の焦燥感もあって、はたらき放題はたらきまくった。時は1990年代終盤、所謂ワークライフバランスを世の中が重視する前の時代に社会人デビューしたため、最近までその働きマン癖がぬけなかったのだが、さすがに私も子どもを迎えて生活も考え方も一変したのであったが、さらに、この夏人生初の帯状疱疹などを迎えて、さらにもうワンランクわたしの生活は一変を遂げた。じゃーん。
さてと。私はどう生きてきたんだっけなーとはじめて振り返ったら、あら?道なき道だったのでさっそくなくなってみえなくなっていた。がーん。どこを?どうあるいてきたんだっけ?ま、いっか。よくないか。忘れちゃったこともあるしね。ていうか、どんどん忘れちゃいそうだ!
ノープラン、ノーアーカイブでごめんなさい
ちなみに、私は幸いにして20〜30代、ファッションやデザインやアートや音楽といった表現をする愉快な仲間にたくさんであったが、不幸にして一緒にシーンをつくっていこうぜーの途上で大事な仲間が若いうちにいろいろ死んじゃった経験もあって、明日死ぬなら計画したとて仕方ない、記録は死んだ人たちとの思い出が登場するため見ると悲しいのでろくに向き合わず、無計画至上、とかく過ぎていくことは漏れなく忘れていこう、という悪癖がうまれた。
そして、微妙に、ソーシャルネットワークサービスの誕生前夜〜黎明期、インターネットを活用した情報発信が盛んになるちょい前からキャリアをスタートしたゆえ、結構前半の活動の多くはオンライン上に撒かれてない。インターネットの海の藻屑にさえ存在していないキラメキ情報たちは、拙宅の押し入れから、ぐちゃぐちゃの紙焼き(印刷された写真のことを、昔「紙焼き」といったのです)や、うつるんですの現像一式(そういう名前の使い捨てカメラというのがあったんです)となってでてくる。かわいそう。本当に誰からも忘れられちゃう。うっかり検索もされない。これらをできる範囲で救っていきたいという気持ちも、年に一度の大掃除でたびたびかんじてきたですが年に1回なので。そういう同世代の方いらっしゃいますよね?
ま、とかなんとかいいつつ、いづれも、つごうよく死者や時代を言い訳にしているだけで、すべてはわたしの怠惰と慢心ゆえ、ノープランノーアカイブで生きてきたゆえの結果である。我ながら言い訳にもほどがある。ごめんなさい。
うっかり越境してきたけれど、ずっとすきなものは「劇場」なので一応
突然ですが。改めて当方の仕事は、手段やジャンルが多岐にわたってしまっているのだが、タグ的には、 #ファッション #舞台 #バリアフリー #人材育成的なやつ あと、趣味じみたものもくわえると、 #料理 #子育て #手作りクラフト というかんじで、これらを掛け合わせたような仕事を常にやっている。詳しくはこちら⇨
わかりにくいとか、あれあの人今なにしてんの、的にも思われがちですが、初期衝動は「THEATRE」(劇場)のファンタジーみを、みんなとおもしろがりたい!こんなにおもしろいってことわかってほし〜!ということを軸にずっとやっているしこれからもそのつもりです(キッパリ) と。一応これだけはいっておく。が、そのうえで、各種の手法を掘り下げたりしているので、掘り下げていく行為はかなり、全然違うことを野放図にやっているように傍目にはみえるかもしれない。しかしそれは、例えば、天然温泉つきの野外劇場をつくるために、こっちの岩の岩盤調査と、あっちの水の水質調査をやっていたりするようなイメージでとらえていただければ幸甚です。人生の終わりまでにその劇場は作れないかもしれないケドネ・・・。でもせめてその途上の経過はもうちょっとまとめていけるといいな・・・。
とゆわけで、noteをば
いきあたりばったりケセラセラ派なのは変えられなそうですが、少しでもできることをという思い。最近はすこし教える業もやっているので、実践実践ばっかりじゃいかんのだなあと思ったりもしており、そして、ひとりひとりと呑みにいくわけにもいかないし、そういう時代でもなかろうし。
そんなこんなで、ともあれ、noteの筆をとりました。
んー、まずは、最近のことや、あるいは、うまいこと現在と串刺しできることから、縦横に飛びつつ、掘り起こせる記憶は随時辿りつつ、忘れてしまったものは葬りながら、適当にはじめたいと思います!
長い前置きでした、おあとがよろしいようで。よしなにご笑覧ください。
てけてん。
金森香(2024年3月8日)
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