【音楽note♪】深掘り音楽実験室
バイオリニストの廣津留すみれさんと、現代音楽作曲家でピアニストの新垣隆さんのコンサート「深掘り音楽実験室」を観賞した。
クラシックのコンサートにはあまりない(らしい)進行方法で、一曲演奏するごとに解説があり、分かりやすい。
「実験室」らしく、ある曲の一節を短調→長調にすると「もろびとこぞりて」に変化するとか、ドボルザークの曲にカールおじさんのCMを連想させる箇所があることなどが披露されていた。
私はすみれさんのことは存じ上げなかったのだが、朝の情報番組のコメンテーターもされている有名な方だった。
演奏を聴くのも初めてだったが、バイオリンの音の一つ一つがはっきり聞こえて、まるで美味しい炊きたてご飯のお米の粒が立っているみたいで(⬅️言い方)上手い!と思って見ていた。
血液型は「ニイガタ」だという新垣さん、ジェニーハイでの演奏をテレビで聴いたことはあったが、速く弾いても音が崩れることなく、素晴らしい技術だ。
この方が、自分の名前で伸び伸びと音楽活動をできるようになってよかったと思った。
真面目に何かに取り組んでいると、どこかから助けの手が伸びてくるのだろう。
今回の会場は新潟県民会館だったが、昔私は隣のりゅーとびあ(新潟市民芸術文化会館)で、実は新垣さんが作ったのにS氏名義で発表され話題になったあの荘厳な交響曲を聴いた。
S氏が来場し、彼は聴覚障害だと言われていたので、新潟市(県かも?)派遣の手話通訳がついていたのを覚えている。
本当に手話読めたのか?今となっては疑問だが。
今、あの会場の近くで(座席の関係でビアノに向かうお顔は見えなかったが、たぶん)楽しんで演奏している様子を見て、なんだか勝手に自分のあの日のリベンジみたいな気がしていた。
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【今日の写真】廣津留すみれさん。今回のコンサート、アンコールのみ撮影OKだったが、スマホだとブレブレだ。昔のスマホよりカメラ機能はいいはずなのに、なんだこれ。