出雲への旅1
出雲に、興味はありましたが、なかなか縁がなく、行った事はありませんでしたが、
宮古島で、不思議体験をした友人から、 先生!夏休みの予定きまった?
また、ぜひ、ご一緒させて頂きたいんですが!と、言われ、
じゃあ、夢をみたのもあり、 出雲に行きたいと思っていたので、どう?と言いました。
いーですね!! じゃあ、飛行機とっておきますよ!
旅行に行く前日、友人の元夫から、久々に連絡がありました。
明日から出雲に行くと言ってたよな。
渡したいものがあるから、今からいくよ。と、自宅に連絡がありました。
?なんだろう。準備してるから忙しいのに。
それから、1時間後、彼はナップサックほどの大きな荷物を持ってきました。
私は受け取ると、ずっしり重たいので、 これは何?と、洋服を詰めながらきくと、
いいから、持っていけ。
いやだ。荷物に入れたくないし、そんな意味のわからない重いやつ、やだ!
すると、大変な目にあったんだ。
何が?
とにかく、暴風雨の中、おれは、九州、四国、中部、関西、どんな大変な目にあったか、わからないだろ! いいから持ってけ!
はぁ? ようは、繁忙期に、会社を十日も休んで、西日本を一人旅して、悪天候だっただけでしょ!
イラつきながら、その荷物をあけました。 (離婚した数年後、元夫は、突然、おれはお前の会社の経理をやる。お前は計算が苦手だろう。と、 なぜか、うちの経理に強引にリクルートしてきました。社長の私より偉そうです。)
中には真っ白な拳ほどある石が7つ入っています。
いいから、これは何ですか?
普段、無口な彼は、伊雑宮に行った時に一緒にみた、彼の空に輝くガイドに、言わるがまま、幣立神社、熊野神社、下鴨神社、あとは、忘れましたが、七つの神社をまわり、石を拾い、大祓のりとをあげ、 最後は伊勢五十鈴川で全て清めたそうで、 その途中、巨木はたおれ、道なき道を 苦労してやりきった話を興奮してはなし、
大祓のりとを私に渡しました。
こんなのあげられないよ。難しいし、 どこに使うのよ。 と、イライラした私に、 じゃあ、今から練習しよう。 あまりに凄い勢いなので、 何度か練習して、とまらずに読めるようになりました。
じゃあ、よろしく。 と、帰ろうとします。
ちょっと、ちょっと!! これ、なにに使うのよ?と、石を持ってきいたら、
さあ、知らない。おれはお前に渡すまでが仕事だから。と、帰ってしまいました。
仕事って、、きのうまで、たっぷり休んでいたのでは?と文句を言いたかった。
しかし、しょうがない。もって行くしかないか。 重たすぎる。信じられない。 なぜか、荷物の半分を占領した石たちと、私の出雲旅行ははじまりました。