バブルの仕掛け
バブル時代の仕掛け これは、私の体験話じゃありません。 ただ、いくつかの状況と身近な人の ちょっとした言葉や、雑談から、 こんな感じかなー?と想像したものです。 私は学生時代、お小遣い稼ぎと、大人の世界への好奇心で、銀座でホステスのアルバイトをしていました。 浮かれまくった大人達は、お金を湯水の 様につかい、ただ、一緒にご飯を食べたり、話を聞いただけで、ざくざく、 お札をもらえます。私はケバっこい服を買うのは、面倒で、学生の服のまま行くと、上から、下まで、キンキらに高価な衣装を用意され着替えさせられていました。 私の経験は ただそんなものくらいです。✨ ここからは、想像です。 高度成長期、彼らの計画どおり、 日本は近代化が急速に進み、 思惑どおりに、 戦前までもっていた、 日本人の精神や文化や信念は 無理やり忘れさせられ、 そのかわり、経済での夢をあたえられ、原子力や石油製品など、必要なお膳立てを整えられて、 一心不乱、無我夢中で働かされていきます。 しかし、日本人の底力が、また、そこで発揮されていきます。 戦後復興のために、彼らが用意していた多額のお金を半分も使わないうちに、 予想以上の適応能力と技術力、忍耐力と結束で、みるみる技術革新、発展をし、 アジアの後進国も、西洋人ではなく日本に憧れて、見習え追いつけと、目指す様になってきます。 飲み込むほどの勢いがついた日本にたいし、ちょっとは驚いたでしょうね。 そろそろぶっ潰す計画を始動します。 勢いよく、膨らませ暴走させ、一気に刈り取る作戦です。 その計画を聞いた、若き日本の担当者は まるでシャボン玉のようだと思い、 家のバブルバスのジャグジーから出る 泡を思い出し、バブルと名前を決めた そうです。 日本人によって、工夫、開発された技術は、根っこから引き抜かれ、みんなが浮かれている間に、 外資の手中に落ちていき、 裏も表も両方のお金は密やかにかき集められ、 彼らの希望通りの同じ財布に吸い上げられていきます。 かき集めのための仕事は、いろいろ。 企業買収や、株操作、土地開発の表の仕事、裏金流しの高額品の取引、闇に流れるお金すらあの手この手で、 全部集められ、 いろんな事をやった最後の仕事の集大成は、銀行の改革の仕事でした。 仕掛けをやっているほうも、日本を大改革して、世界をあっと言わせる、西洋人が度肝をぬく、日本にしてやる!日本の未来のためだ!そう思いやっていたそうです。 銀行の前にある、蜘蛛のようなオブジェもその象徴でした。 しかし、計画は、そんな計画ではありませんでした。 一箇所に集められたお金は、 大きな巨額負債を被らされ、計画目前に一瞬で潰されました。 1人の白人アジア担当者がきて、改革に集めたお金は、ぜーんぶもって行かれてしまいました。 そこでかき集めのために働いた日本人は もう、用済みのため、みんな居なくなってしまった、言葉どおりです。 それで、予定通り、泡はプチッと弾けました。 計画は、多少のズレはあったかもしれませんが、万事うまくいきました。 あの頃の日本人は、上も下も、ほとんど全員、踊らにゃそんそん、 千とちひろの顔なしみたいなやつに 踊らされました。 私も馬鹿みたいにキラキラしたかっこをさせられ、もちろん踊りました。
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