見えない抵抗2
サロンをなくした話の続きの続きです。 さて、怪しげな霊能者達の訪問に関わっている場合ではないのですが、ずいぶん不穏な空気と時間を取られました。 今度は、設計士の女性の体調が悪くなり入院してしまい、また、設計者を探さなければならなくなりました。 私は建築素材や、施術に使うオイルに、ハーブと鉱石を七色にわけてつくるつもりだったので、レシピを決め、その材料を国産で探すつもりで、事務室に良くこもり、調べていました。 その最中、昔、キネシオロジーの宮古島でやったセミナーに参加した、その時連絡先を交換した女の子から、上京したので遊びに行きたいと連絡があり、その講習に参加していた顔見知りの男性も、わたしのサロンに近いところの社長だから、一緒に来るとの話でした。 私は、その二人に新しいサロンの話をしました。 この男性はキーマンなのでAさんと します。50代くらいの方でした。 このAさんは、911テロで友人を失い、それ以来、今で言う都市伝説や、陰謀、不思議なことに興味を持ったと言っていて、うちのサロンにもすごく興味を持ったと話していました。それに、風水の良い設計者を知っているといいました。 当時、私は今より更に、全く何にも知りませんでした。彼が月に人類は行った事がないと話していましたが、?何の話?と思ったのを覚えています。 彼は頻繁に手土産を持ってうちに来るようになり、スタッフ達もずいぶん仲良くしていました。 怪しげな霊能者達の訪問や、突然の設計者の入院になど、厄災振りかかるような、新サロンへ助け船を出してくれたAさんがきっと、スタッフ達にも和みになっていたんだと思います。 彼が原因で計画が頓挫するだけでなく、私が持っていた全てのものを失う事に なる人なのですが、彼自身も最初から、そうするつもりもなかったと思いますし、乗っ取りするつもりでもなかった。 しかし、人との出会いは不思議です。