【試し読み】『にっぽんのシギ・チドリ』シギチの様々な表情＆しぐさをたっぷりと紹介！

カンゼン

2021年8月11日 18:03

カンゼン「にっぽんの野鳥写真集シリーズ」は第1弾のスズメから始まり今回でなんと第10弾、10作目となりました！

シリーズ最新作でとり上げる野鳥は「シギ・チドリ」。バードウォッチャーから「シギチ」の愛称で親しまれているシギ・チドリ類です。

8月6日発売の本書『にっぽんのシギ・チドリ』（築山和好写真、ポンプラボ編）は、身近な野鳥たちとは異なるシギチたちの少々マニアな世界を、豊富な写真とテキストでひも解くビジュアルガイドとなっております。

中ページから今回は、はじめに「Purologue」を紹介します。

【Prologue】

# シギチ沼へようこそ！

近年、SNSなどネット上には日々、多くの野鳥の写真や動画が投稿されてい
ます。そのなかでも、季節“限定”感も手伝ってか飛来から飛去までその動向が注目を浴びるのが、渡り鳥。といっても一般によく知られている渡り鳥といえば、ツバメ、ハクチョウ、ガン、カモ、カモメの仲間あたりでしょうか。この本の主役であるシギ・チドリ類がまず頭に浮かんだ人は、地域性を考慮したとしても、血中“鳥見”濃度かなり高めといえそうです。
本書は、そんなお一人、40年近く鳥見＆撮影に取り組まれてきた築山和好さ
んの膨大なシギチ写真の中から、日本への渡来の多い25 種を中心に厳選、構
成したビジュアルガイド。人気鳥類画家、氏原巨雄さんと道昭さんへのインタビューと新作紹介なども織り込みながら、シギ・チドリ類の基本と魅力の一端をお伝えしていく一冊です。体形や色彩、興味深い生態、行動などに加え、種の識別の難しさ（謎多き存在）、来たり来なかったり（ツンデレ）、珍種の渡来（宝くじ当選ばりの? 僥倖！）──と、触れるとハマる要素も満載のシギ・チドリ類。
人を惹きつけてやまないその世界の深淵を是非！覗いてみてください。