玄関を出るまでが勝負 5歳児のハチャメチャな朝 164/360
1歳から永遠にイヤイヤ期?っぽい5歳児との、今朝の観世(かんぜ)家のひと悶着。(ちなみに割と日常茶飯事です・・)
元気よく目覚めいつものように朝食を済ませた子供たち。
特に5歳次男ヘクターHectorは、
服が食べ物だらけになるタイプなので、この時点ではパジャマ。
※ここがネック:
朝食後、待った無しで着替えさせ
「すべての支度が済んでから 好きなことをして遊びな」
が、理想的な流れですよね。カイゼン優先度No.1だな
(書きながら気づいたことです)
朝食を済ませた子供たちは思い思いの方角へ・・
次男ヘクターはしばらくお気に入りのレゴで遊んでます。
「そろそろ着替えるよ」
「もうあと●分で出かけるよ」
と声掛けはするのですが、
どうせ言われてすぐに行動しやしないことに慣れ過ぎてるバタコは
お茶碗洗いーの、洗濯物干しーの、ちょこまか雑務処理
※ここがネック:
言われてすぐに行動しない状況に妥協してる
ちゃんと動き出すまで自分も目を離さないことが必要?
長男ジミーJimmyは旦那とくっちゃべってます。
※ここがポイント。
旦那は8歳の「分別」に加え、あらゆる雑学を吸収したい向上心
知識欲のカタマリ な長男と話すのが明らかに「楽しい」
(昆虫とか電車「ハカセ」になるタイプの男児の典型?)
それに引き換え次男は「わからずや」の
「イヤイヤ・かんしゃく時限爆弾」で
あんまり相手したくない、と思ってるのがはた目から見てもわかる
バタコは「実力行使」で次男に靴下装着
・・この「実力行使」の意味は、ムダ話をしながら
フレンドリーに、と言う意味です。
いやだったら脱ぎますからね、ヤツは。
そして、パジャマのズボンをなかなか脱ぐと言わない次男
※今日のネタバレ:
すべての答えはココにあったのです多分。
この時点で「ピン!」ときて
「トイレ行こうか?」
でスッキリしてたらその後はスムーズに運んだはず。
ヘクター学校は基本的にダイスキです。
年齢の割に幼く見える彼は
1~2学年上の女の子にちやほやされたり
大好きな担任の先生としゃべるのが楽しい!
制服に着替えるのをぐずるのは単にコドモらしい
「今やってる遊びを中断されたくない」
程度の軽い反抗です。
ココまでしつこく抵抗されるのは単にトイレが原因だと思いました。
パジャマ脱ぎ拒否にあい、根性なしのバタコは
「その気になるまでほっとこうか~」とその場を離れます。
※さっきも書いたようにこれはネック。
しびれを切らした旦那が
当初やさしく、だんだんイラついて腹立てつつ
何とか制服を着せようとしてるのが聞こえてきます。
バタコは
「もう遅刻ギリギリだから
さっさと自分で車の後部座席に着席しときな」
って長男に声かけてから次男の元へ。
ちなみに長男ジミーもちっとも親の言うこと聞きません。
あと「気にしぃ」(気に病むタイプ) です。
コドモのくせに
「あぁぁぁぁまたまたヘクター、
ダディを怒らせてひと悶着するんじゃないか。
自分が出て行って説得した方がいいのかもしれん
どうしよう~?」
と気をもみつつ、
※親がどうなだめても動かない時の
最後の切り札として長男が次男を懐柔する例はある・・
ちっとも車には向かわず、近くで耳そばだててるジミー。
(いや、気配りできて空気読んじゃうタイプの
心優しい子やん、って言うこともできますね。
どちらかというと
「わが身に火の粉が降りかからないよう根回しするタイプ」
って感じですけどね。ノミの心臓。)
とうとうしびれを切らした旦那が
「実力行使」嫌がる次男を押さえつけて
無理矢理パジャマを脱がし制服に着替えさせます。
バタコは
「だからそれダメだって、
彼に『実力行使』は通用しないから!
ゼッタイ自分が納得したことしか許容しないんだから!」
とそばに寄ります。
次男はわめきながら、今着せられた制服を「全脱ぎ」。
そして、自分で着用しなおします。
※この辺、みょーに潔癖。
旦那、超・立腹のまま立ち去る。
バタコ、「ほらね、結局こうなって遅刻やん」
と余計なひとことを言いつつ
やっとの思いでコドモ達を車に詰め込んで出発。
あ、その前に、とばっちり喰らった長男は
「お前なんでそんなとこ突っ立ってるんだ
はよクルマに乗れゆ~たやんか」
と旦那に怒鳴られてます。
※旦那、若い頃は穏やかで冷静な好紳士でした。
怒鳴ったとこなんて見たことありませんでした。
次男が生まれてバタコが「育児ノイローゼ」
「産後うつ」入り混じったような超・暗黒期だったときの
「絶対お手本にしてはいけない養育態度」をなぜか
めちゃくちゃ参考にしまくって
あの辺りから超・ブラックなオヤジになり果ててしまいました。
え?バタコのせいだって?
英語で
You bring out the best in me.
あなたといると私はベスト・バージョンの自分でいられる。
と言いますが、その反対で
She brings out the worst in him.って感じですね。
バタコと居ると、旦那は、いままで存在すら知らなかった
「ダークサイド」が引き出されて、別人のようになってます・・
バタコ、反省はしてるんですけどどうやって更生させたらいいのかわかんないんですけど・・
多分、「シゴト・お金に関する先行き不安」「イギリスの政情不安」
みたいなのも相まって「男性更年期」っぽい。
テストステロン分泌量が、経済的社会的な変化によって有意に下がり
(勤務形態が「事務所で部下もち」から「フリーランス自由勤務」になった)
そのせいで人格まで変わったかのように
■怒りっぽい、イライラ
■不眠、不安、ゆったりおおらかでいられない
ってなことになってるんだよね~きっと。
←待てよそれ、筋トレが解決策なんじゃ?
オーバー50男性が乳幼児の相手をできるのは
「経済的安定」という圧倒的な後ろ盾があってこそ。
老後への不安、養育費が気になるみたいな状況では
仮に同等の不安を抱えていても20代30代40代とでは
桁違いにダメージ痕が大きい、ってところでしょうか?
ま、中年再婚家庭の現実はそんなもんです・・
30代イクメンさんの竹鼻さんや
40代社長で乳児の父・池田さんちとは大違いですな
なんだかだんだん話が大きくなってきましたが
そんなこんなで車に揺られ学校に急ぎます。
バタコはいつもの物思いにふける・・
自分らが小学生の頃は、歩いて登校してたので
親の管轄は「玄関を出るまで」
その後、何時何分までに教室に入れるよう
逆算して●分には家を出て、自分の足で歩く。
(もちろん、持ち物や服装も自分で確認して)
つまり、「学校に行く」と言うのは自発的な行動でした。
ところが、田舎の公立小学校に通うウチのコドモ達は
自家用車で送迎するため
「学校に到着して荷物をしかるところに置き
じゃあねバイバイ」までがすべて「親の責任」になっていて、
コドモがownershipを持ててないんだよなぁ~
ちっとも「じぶんごと」じゃなくて、
「親のアンタの都合に、こっちは合わせてやってるんだ」的な
責任感ゼロな状況になっちゃってるんですよねぇえ~
あ~あ。
と思ったところで、こらえ性がないのですぐ口に出してしまった
「ヘクター、あのさ、このままじゃいかんよ。
学校に行くってのはね、『ヘクターのおしごと』でしょ。
おかーさんが学校行ってね早く着替えてね頼んだよ
ってお願いしてやってるコトじゃないでしょ。
ヘクター自身のためでしょ。
ちゃんと自分でやりな」
つまり、バタコは自分のこれまでの罪は棚に上げて
(例えば、旦那幸福度を維持できていないこと
登校前のルーティンをうまく構築できてないこと、など)
「アンタのココが悪い!変えてよ!」
って言ってるわけですね・・
そこにさっさと便乗してくる長男ジミー
(そりゃ親がお手本示してるからね
「自分の悪いところは棚に上げ目下に向かって説教する」)
「そ~だよヘクター。学校行かなかったら
字も読めなくて勉強できなくて仕事に就けないから
おかねももらえなくて好きなこと何にもできないんだぜ」
(なんかみょーにモラハラ感があるところまで
めちゃ親に似てるぜ・・)
ヘクター、黙って聞いてます。
コレは想像にしかすぎませんが、
ヘクター自身も、(絶対に認めないけど)
tantrumかんしゃく、って単語もちゃんと知ってるし
学校でそうやって叱られた子も見てるし
「ちょいとやらかしちまったな」
っていう自覚はあるんでしょうね・・
そして、出た!必殺技「話題を変える」ヘクター
「今日ッて体育のある日じゃないの?」
ちなみにこの必殺!話題すり替えも、
バタコが多用する手段です。
1歳からずっとイヤイヤ期が続いてるような次男は
かんしゃく爆発の頻度も激しさもハンパない
※注:これでもめちゃくちゃましになりました。
1~3歳頃はそれこそ育児ノイローゼになるくらい
ひどかったので・・
※母乳育児で、母体も次男も共に「鉄分枯渇」だった疑い。
ちなみに次男は2歳で血液検査の結果
鉄剤を処方されました。
そのたびにあの手この手を使うわけですが、常套手段は
■無視。放置。気が済むまで叫ばせる。
■全然違うハナシを振る「あ、ちょうちょだよ!」
「電車が通ったね!」
あたり。あと
■食べ物で釣る・・おなか減ってるんでしょ?
■何気なしにトイレに誘う・・我慢してるんでしょ?
■何気なしにベッドに誘う ・・疲れてるんでしょ?(18禁)
彼自身も
「かんしゃく起こしちゃってごめんね」
等と謝ったことは一度もなく
※一度、あやまる、という経験をすると
少しずつ自覚が芽生えてくるのかもしれませんね
と、突然ですが、思いました。
気が済んだあたりで
「○○(キャラ名)は××から来たんだよ
さっきそういったのに聞いてくれなかった、
おかーさんは間違ってるよ××が正しいんだよ」
とか、とんちんかんなことを言って
絶妙に親に罪をなすりながら機嫌を直す
と言うのはよくあるパターンです。
どうなんでしょうねぇ
ここで再度ギャン泣きに逆戻り、は絶対避けたいので
親としても「いやいや、アナタが駄々こねただけでは?」
なんて絶対言いませんからねぇ・・
うん、改善点もないとは言えないけど
ま、「割れ鍋にとじブタ」夫婦の欠点を
余すことなく受け継いだコドモ達との
救いようのないドタバタなまいにち・・
救いがあるとしたら、
少し経った頃に「ダイスキ」ってハグして
水に流せる、ことくらいでしょうか?
・・どや、ネタにしたったわ~
笑って忘れよう~
※後刻、旦那に「ごめん私があの時トイレに行かせてたら」
って謝ったら、「いやいや、自力でトイレいけるやろ!」
うん、そうだよね。けど・・5歳になっても、言われないと
忘れておもらししちゃう (しちゃいそうになる)、
そういう奴なんだよ・・長男とは違ってね・・
(次男のおむつ外しは大失敗だったというハナシはコチラ)
あなたのご家庭の朝は、今日も平和ですか?
最後まで読んでいただいてありがとうございます!