強迫観念と渇望現象
依存症の症状は、強迫観念と渇望現象
強迫観念とは、またアディクションに酷い目にあうことが分かっていても、手を出してしまう観念。
イライラや罪悪感や不安がある一定レベル以上になるとアディクションに手を出さざるを得なくなる症状。
この一回目のアディクションに手を出さない為には、考え方の誤りによる恨みや恐れ、そして不安などの感情をある一定レベルに抑えることが重要ポイント。
この為には、12ステップが非常に有効だといえます。
そして、自分一人では、アディクションに打ち勝てないので、自助グループのミーティングに積極的な参加が必要となります。
そこでの自分の無力の再認識が重要です。
この一回目の強迫観念を避けることのために、生涯掛けて、自我の暴走を小さく小さくしていかなければならなりません。
クドイですが、一回目を避けること、これを死守しなければなりません。
もうどうしようもなくなったら、仲間に連絡することです。そういう意味では、信頼できるスポンサーとお付き合いすることも重要です。
最後に、渇望現象です。二回目以降は際限なく、繰り返してしまう。そんな現象を渇望現象といいます。
一回目の強迫観念は自我を小さくすることで制御できますが、二回目以降の渇望現象は自分で制御できません。これは、脳に報酬系の神経回路が確立されてしまい、回路が元に戻ることはないからです。
だから、普段からプログラムの実践と仲間との分かち合いをすることで心の平安を得ることが重要なのです。
クドクドと記載しましたが以上となります。