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#15.痩せ型の人間への配慮がないことに憤る件

今の時代、人の体型にいちいち口出しするようなことはまずしない。その言葉が相手を傷つける可能性があると誰しもが知っているからだ。それなのに痩せ型の人に対してはどうだろうか。私は極端な痩せ型なのだが、日常で傷つく場面がかなりある。

痩せているとスタイルが良いみたいな印象を持つ人がいる。そういう面もあるかもしれない。しかしジーンズ等でもウエストと丈が合わず、既製品が合わないみたいなこともあり、結構辛いこともある。私は足の細さがバレないようにピタッとしたものじゃなく、なるべく余裕のあるものを選ぶことが習慣化している。

そんな人にストレートに「細いねえ」とか「足、細っ!」とか「ご飯ちゃんと食べてる?」とかいう言葉を平気でぶつけてくる人がかなりいる。この前も飲食店で食事をしていた時、帰り際、テーブル席を通り抜けようとした際、見知らぬグループが私のことを見て、ひそひそと「あの人、細っ」と言っていることのが聞こえた。ショックだった。気分が悪くなった。何でそんなことを平気で言われなきゃいけないのか。ぶつけようのない怒りが芽生えた。そんな毎日だから自己肯定感が上がるわけがない。

自然と耳に入ってくる他人の会話でも、自分のことを悪く言われてないか気にしてしまい、会話に聞き耳を立ててしまう癖がついてしまったのも、こういう経験が積み重なった結果なのかもしれない。百歩譲って、相手の健康を思っての表現も含まれているかもしれないと考えてみたが、この言動が相手を傷つけることもあるし、そういう受け取り方をする人もいるかもしれないという想像力はみんなが持つべきだと思う。

増量成功?

最近、体重が増量していることに気が付いた。嬉しい。こんなことを言うとムッとする人もいるかもしれないが、めちゃくちゃ痩せ型の自分にとってはとても嬉しい事なのだ。とにかく食が細い。量を食べられない。食への興味が平均以下なのかもしれない。無理に食べるとすぐにお腹を下してしまう。それにお腹が空いてもある程度我慢していれば空腹感が過ぎていくため、1日くらい何も食べなくても平気な人間だ。

ジム通いを数年続けてきたが、さっぱり増量しなかった。体を鍛えれば筋肉がついて、体重もすぐ増加すると思っていた。そんなに簡単ではなかった。増量の才能もないのだと諦めていた。しかし現在休職中のため比較的運動量が少ないこと、安定して食事を取れる環境であること、間食が増えたこと、そしてジムで運動した後の栄養補給が重要なのだと実感した。

それに年齢による代謝の衰えが良い方向に事を運んでいるのかもしれない。この点においては歳をとることも悪いことではないかもしれないとちょっと思ってしまった。



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