簪コーデの組み方
簪を髪に飾る生活を送り始めると、簪コーデに悩むことがたまにある。
私自身もお洒落をして出掛けるときは、どんな簪コーデを組もうか迷ってしまうこともあるほど。
ただしここ最近は、あまり簪コーデに悩むことは減ってきた。
簪コーデに悩んだり迷ったりした時は、行先や季節に応じて、挿す簪を選ぶようにし始めたからだ。
例えば桜などお花見に出かけるのであれば、桜デザインだったり、桜色の簪をチョイスすること。
お花見に行く時、見る花の簪を挿すのは無粋、という意見もあるけれど、簪コーデは季節感を重視しても良いので、実際は何ら問題がない。
京都の花街では桜シーズンになると、舞妓さんたちは桜の簪を挿して、宴会に華を添える役目を果たすもの。
私も冬牡丹を見に行った時には、牡丹の簪を挿して行ったことがある。
でもやっぱり本物の花と簪の花は、当然ながら見た目も質感も印象も違うため、季節感を出したいならばぜひ、楽しむ花デザインの簪を選ぼう!
もしくは季節のイメージの色をした簪でコーデを考えるという方法もある。
春ならピンクや若草色、夏なら青系の色、秋なら赤や茶系の色、冬なら白など、色で季節感を簪で表現するのも楽しめて安心。
また、推しの簪店に行くならば、その店舗でお迎えした簪を挿して行っても良いだろう。
推しの簪の作り手さんに会いに行くなら、作り手さんの作品の簪を挿して行くと、かなり喜ばれるのでおすすめ。
お洒落してお出掛けするときならば、簪は基本的に好きな簪を選んで使っても大丈夫。
TPOをわきまえているのであれば、簪は自由に使ってコーデを組んで良いのだ。
ただ自由にコーデを組んで良いとなると、余計に簪選びに悩むこともある。
そんな時はやっぱり、季節感を重視して簪コーデを決めると何かと無難だろう。
私も基本的に、簪は季節感を大事にして挿すことが多いので、どうか参考にしてほしい。
もちろんあくまでも参考にするのであって、私の簪の選び方が絶対ではない。
プライベートのお洒落なら、お気に入り簪をたくさん使っても良いので、簪のポリシーがあるならぜひ、それを貫いていこう!
簪のコーデが組めるようになると、本当に簪生活はより楽しくなるもの。
楽しみつつ簪を飾るのが一番なので、自分らしいコーデをして楽しんでいただきたい。