【Fall Guys】FallGuysの「まめ」知識#2Botについてのあれこれ
いつも通りにソロショーを選択してゲームのマッチングを開始して、人数が揃ったのでゲーム開始。
1ラウンド目がスタートして、無事にゴールまで到達して、観戦画面で他のプレイヤーを確認していた時、ちょっと違和感を感じる事はありますか?
明らかに下手なプレイヤーなのにロゼッタネームプレートや金ぴかネームプレートを付けている、壁ひたすら壁に激突を続けているプレイヤーが魅せプレイヤーのニックネームを付けている、とか…
チートを使用したようなあからさまにおかしな動きが見られるわけではないですが、何かこんなプレイングでクラウンランク後半の報酬を身に着けているの?というプレイヤーが見られることがあります。
それ、Botじゃありませんか?
※今回の記事の内容は表向きに公開されている情報が非常に少ないため、主観を多く含みます、あまり真に受けないように。
そもそもFall GuysにおけるBotとは何か?
まずは、Fall GuysというゲームにおいてのBotという存在が何なのか、という部分を解説していきます。
ゲーム内で使用されるBotという言葉は、「人間ではなくコンピューターが操作するプレイヤー(NPCではなくあくまでもプレイヤー)」という意味で使われることが多いです。
ゲームによっては「外部ツールを利用して自動操作を行っているプレイヤー」の事を指す場合もあります。
ですが、Fall Guysにおいては「ゲーム側が用意したコンピューターが操作するプレイヤー」という意味が近いと思われます。
ゲーム側が用意した、一定の規定ルートに従い移動するのがFall GuysのBotです。
じゃあ何でBotなんかが出てくるの?って話なんですが、主に人数が足りない場合の数合わせとしてねじ込まれる事が多いようです。
Fall Guysのような全世界に向けて配信されている対人戦のゲームでは、特定の時間帯にほとんどプレイヤーがいない、という状況は良く発生するものです。
特にFall Guysではサーバー設定というものが存在し、地域ごとにそれぞれサーバーが分かれているタイプのゲームであるため、時差などによってサーバー毎に全然プレイヤーがいない時間帯というものはどうしても発生してしまいます。
日本から近い地域のサーバーとしては「日本サーバー」「東アジアサーバー」「韓国サーバー」がありますが、いずれも日本時間で平日の午前中や深夜帯は極端にマッチングが遅くなる傾向にあります。
反対に、日本から遠く時差がある「アメリカ西部・東部・中部サーバー」「ヨーロッパサーバー」などでは逆に日本時間でゴールデンタイムの時間帯あたりにマッチングが遅くなる傾向にあります。
そういった時間帯に人数が集まらず、ゲームを遊ぶことが出来なくなるのを防ぐためにBotを導入することで人数を増やし、最低限の人数を確保しゲームを進行可能とするのです。
対象の時間帯では実際、人数は最低人数ギリギリの40人台でスタートすることが多いです。
また、公式からは明言されていませんが、シンフォニーシーズン1以降にソロショーでは「レートマッチング」を採用しているらしく、直近の試合の結果から割り出された内部レートを参考にして、ある程度の範囲の内部レートのプレイヤー同士がマッチングするようになっています。
実際に内部レートをわざと落として変動を見てみた感じ、最上位のレートへのハードルはかなり低いように感じますが、逆にそれ以外のレート帯は範囲が非常に狭いように感じました。(低レート帯で2、3回優勝しただけで元のレートに戻っているような感じがした)
そうなってくると、低レート帯に該当するプレイヤーの数はかなり限られてくると予想でき、そうなればどうしても人数が足りなくなるという事態にも遭遇しやすいのでは、と考えます。
なので、低レート帯ではBotとの遭遇率が上位レート帯に比べて高いように思えます。
基本的には、様々な要因で試合を開始する人数が足りない場合にBotが試合に参加するという仕組みになっています。
Botの特徴とは?
次に、通常のプレイヤーとBotを見分ける事は可能なのか、という事ですが、Botプレイヤーには明確な特徴が存在するので、ある程度すぐ見分けを付ける事が可能です。
主な特徴が存在するので紹介していきましょう。
1:PC版プレイヤーである
まずはBotは絶対にPC版プレイヤーとなっています。
PS版、Xbox版、Switch版では通常のPC版プレイヤーと同じマークで表示されるため分かりにくいですが、実はBotはPC版から見てもPC版のマークが表示されるという特徴があります。
通常、同じプラットフォームのプレイヤーにはコンソール版マークやPC版マークは表示されないようになっています。
例えば、PS版でプレイしているプレイヤーが名前表示をONにした際、PS版のプレイヤーには何もマークが表示されませんが、Xbox版やSwitch版のプレイヤーにはコントローラーのマークが、PC版プレイヤーやBotにはPC版マークが表示されるようになっています。
私が所持しているプラットフォームはPCとSwitchのみなので参考になるか分かりませんが、例としていくつか実際にゲームをプレイしている時のスクリーンショット画像を用意しました。
このようにプレイしているプラットフォームによって表示されるマークが異なるため、特にPC版のプレイヤーはBotを非常に見分けやすくなっています。
逆に言えば他のプラットフォームでは普通のプレイヤーかBotか見分けが付きづらくなっています。
ですが、他のプラットフォームでプレイしているプレイヤーでも比較的Botであるかそうでないかを見分けやすい(確定で見分けられるわけではない)手段もあります。
2:明らかに身に着けているネームプレートやニックネーム相応の実力が無いor明らかに人間が操作している感じではないプレイングをしている
これは実際にBotに遭遇してみないと分かりにくいと思いますが、一目見ただけで「あっこいつBotじゃね?」となると思います。
極端にBotとしての挙動が目立つ場合だと、ドアダッシュにBotがいた場合ですが、延々とハズレのドアに体当たりを続けているようなPC版マークのプレイヤーは高確率でBotだと思われます。ガチでやってんならもう知らんまた、どうしても苦手なギミックがいくつかあるらしく、ギミックに引っかかったり壁に引っかかったりしている時もあるようです。
また、早々にゴールして観戦画面で他プレイヤーを観察していると、ロゼッタや金ぴかといったネームプレートを身に着けているのに明らかに猛者の動きではないようなプレイヤーを見かけたりします。
これも高確率でBotです。
3:観戦画面の最後尾にPC版マークが複数固まって配置されている
Botのプレイヤーは観戦画面では最後尾にまとめて配置されているので逆順にカメラ切り替えを行うとBotの群れを眺められます。
ただ、Botを除いた最後尾が普通のPC版プレイヤーの可能性も否定できないのである程度人数が固まっていた場合以外はあまり信用できません。
4:1ラウンド目を突破したにもかかわらず2ラウンド目には消えている
次に、Botは仮に1ラウンド目をクリアした場合でも、2ラウンド目には進出せず全て消滅します。
2ラウンド目であからさまに開始人数が減った場合は1ラウンド目にBotが配置されていたマッチだったかもしれません。
これも一人二人くらいだとたまたまエラー落ちしたプレイヤーの可能性があるためあまり信用できません。
5:特定のショー、特定のギミックパターンが1ラウンド目に出現している
これはBotの性質上、あらかじめ決められたルートにしか動けないBotの詰み防止としてこのような処置が挟まれるみたいです。
例としてBotが出現しないショーを上げると、
・リリー・リーパー
・大ファン
・スライム・クライム
・ハンティング系全般
といったショーでは例え1ラウンド目だったとしても絶対にBotが出現しません。
また、それ以外のショーでもギミックのパターンによってはBotが動けなくなるようで、過去シーズンの観測結果から
・ドアダッシュの全ランダムパターン
・スピンレースの終盤が大砲の設置されないパターン
・ヒットパレードの全ランダムパターン
等はBot部屋マッチでは出現しないようになっています。
これもこのパターンが出現したからといって確定でBotがいる訳ではないのであまり信用できません。
これらを意識して見るとおおよそ見分けられると思います。見分けられたところで何だよって話だけど
Botっていつ頃から導入されたの?
次に、Fall GuysというゲームでのBotの歴史についての解説です。
1:レガシーシーズン
私の記憶上、最初にBotという存在が確認されたのはレガシーシーズン5の5.ファンアップデート後あたりになります。
Twitter上で「新規にサブアカウントを作ってガイズ始めたらBot部屋っぽいのに放り込まれた」という旨のツイートが出た事が発端だったと思われます。
その後、5.3アップデートあたりで有名なFall Guys動画作成者兼配信者が初心者Bot部屋について動画で取り上げた事がきっかけでBotの存在が大きく広まったと記憶しています。
この当時からレガシーシーズン6の中間アップデートまではあくまでも「初心者を救済する目的でのBot導入」という面が強かったため、ある程度の実力がある既存プレイヤーがBotに遭遇する事はありませんでした。
(実際そのような報告は私の知る限りでは見受けられなかった)
が、ある時期からそのような層のプレイヤーのマッチにもBotが大量発生する事となりました。
レガシーシーズン6も終盤に差し掛かった2022年の春頃あたりから通常のマッチにもBotが出現するようになりました。
実際に配信中にBot部屋にマッチングしたこともありました。
この配信では途中から人がいなくてカスタム出来ねぇという理由でメインショーのスタート地点でエモートをやろうという訳でメインショーを回していたのですが、結構な頻度でBot部屋にマッチングしていました。
そして最終的にはBot探しがメインになっていました。交流会とは
これ以降、レガシーシーズンの終わりまでBot部屋は出続けました。
この時期あたりから本格的に「人数が足りない場合の数合わせ」としてBotが使用され始めたのだと思われます。
理由としては、レガシーシーズン6は現状最も長く続いたシーズンであり、あまりにも新シーズンが来ないためこの時期には多くのユーザーが離れていた状況があり、プレイヤー人口が非常に少なくなっていたというのがあると思われます。
ちなみになんですが、レガシーシーズンの頃のBotには今のBotには無い特徴がありまして、一部のBotはゲーム内で未実装だったりごく一部の人しか所持していないニックネームやネームプレートを身に着けていたというものがあります。
主なものとしてはゲーム内で未実装のネームプレート
雪の結晶
キャンディ(後に実装)
サッカーボール
プレゼント箱(後に実装)
ハート
チェリー
等
未実装のニックネーム
おおみぞれ(後に実装)
エルフ直伝(後に実装)
等
ごく一部の人しか所持していないニックネーム
Community Vip(ディスコード内でのカスタムやゲーム外イベントの報酬として配布)
Fall Queen(現在進行形で最もクラウン所持数の多い海外のプレイヤーにのみ配布されたもの)
レガシーシーズンではこれらを身に着けているプレイヤーはBot確定という見分け方が可能でした。
(シンフォニーシーズン以降では変更が加わり、未実装や所持者が限られているものは身に着けなくなった)
2:シンフォニーシーズン
シンフォニーシーズン1で、内部レートによるレートマッチングが実装された事に伴い、高レート帯では極端に人数の少ない時間帯でもない限りほぼBotに遭遇することは無くなり、逆に低レート帯では高確率でBotに遭遇することになりました。
これらの原因は前述の通り、各レート帯に分類される人数の差が大きいと思われます。
あくまでも主観なんですが、高レート帯に該当するレートの最低値がかなり低く設定されているようで、数回優勝したら元のレート帯に戻されているように感じました。
つまり、低レート帯の幅が狭く高レート帯の幅が広いというレートマッチングの仕様が原因でBotとの遭遇率の差が大きいのでは、と考えています。
現状で、Botに狙って遭遇したい人は
・何度も1ラウンド目脱落を繰り返して内部レートを落とす
・元々プレイヤー人口の少ないサーバーを設定する
・人が少ない平日の午前中などの時間帯にプレイする
等を実行してみるといいかもしれません。
Botってどんなのがいるの?
最後に、実際に存在するBotをいくつか紹介していこうと思います。
Botはサーバーによって様々な個体が存在するようで、その地域の言語が名前に用いられる事が多いです。
例えば、日本から近い地域である東アジアサーバーでは英語、日本語、中国語、韓国語の名前のBotが確認されています。
日本人ユーザーからはアジア圏のサーバーがマッチングしない場合の避難所として使われることが多いアメリカ東部サーバーではほぼ全てのBotが英語名になっています。
どうやら、サーバーが変わるとBotの個体も変わるようです。名前だけ変わるとかどうかは知らん
Twitterでも時々スクリーンショットを投稿していたりするので、私が実際に遭遇したことのあるBotを紹介していきます。
なお、私は英語すら翻訳機にかけないと読めないレベルで日本語以外の言語はボロボロなので今回紹介するBotはいずれも日本語名の個体となります。
はっぱでまっちゃ
みうらおにいさん
朝はパン派
ジョン君参上
井から出た蛙大海を知る
ポテトドレッシング
すずめチャン
等
他にも探せばいろんな名前のBotがいるので気になる方は探してみてはいかがでしょうか?
最後に
ここまでBotについてのいろんな豆知識をご紹介してきましたがどうだったでしょうか?まぁ知ってても身になる知識なんてこの記事にはほぼ無いんだけど「他にもこういうBotがいたよ!」とか「こういう時にBot部屋にマッチングするよ!」等がありましたらコメントで教えていただけるとありがたいです。
ここまで閲覧いただきありがとうございます。