喫茶ランドリーは生活圏内のコワーキングだ:今日のアウトテイク#198(2024-06-03)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
※これは生活圏内のコワーキングのモデルケース。
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#今日のコトバ
#喫茶ランドリーは生活圏内のコワーキングだ
昨日、前々から気になっていた、東京は墨田区の住宅街の中にある「喫茶ランドリー」におじゃました。
ここは、築55年の建物の1階の、元は手袋の梱包作業場として使われていたのをリノベーションして生まれた喫茶店。2018年1月のオープン。
この前面フルオープンの開放感が実にいい。昨日は暑くも寒くもなく、気持ちいい風が流れていて、すっかりリラックスして、結局、4時間ぐらいいた。
喫茶店だが、名前の通り洗濯機と乾燥機がある。ミシンもあるし、アイロンもある。そこに近所の主婦の皆さんが集まって縫い物したりと、「まちの家事室」になっている。まさに「生活圏内」だ。
さらには、料理教室や誕生会、切り絵ワークショップ、地方移住説明会、現代アート展示など、実にさまざまなイベントがここで開催されている。飲み物や食べ物の持込みOK。これ、生活圏内にあるといろんなテーマが持ち込まれる、というヒント。
お母さんだけではない。子供もやってくる。昨日も、3〜4人の子供が三々五々やってきて、洗濯機の前のテーブルでゲームに興じていた。つまり、遊び場だ。
店内には所狭しと雑貨や小物が販売されている。この適度なにぎわい感が気持をホンワカさせる。
ここはモグラ席と言うらしい。7〜10名が入れる。こもって仕事するにも良さそう。
店内はWi-Fiも飛んでるし電源も用意されている。ぼくも、少し仕事した。
店内のスペースはこんな配置関係。
飲み物はコーヒー、紅茶などのほか、クラフトビールもある。昨日のお昼にはカレーをいただいたが、スパイスが効いていてととても美味かった。
と、まあ、飲食もできてイベントもできて、仕事もできて、勉強会もあり、主婦が集まり、子供の遊び場でもある。ときには貸切イベントにも対応しているとか。これまさに、「生活圏内のコワーキング」がなし得ることのオンパレードだ。ここをコワーキングと呼んでもまったく違和感がない。
そして、それらはすべて、「コワーキング曼荼羅」にある活動テーマだ。
ここを運営されているのは株式会社グランドレベル。つまり「1階」だ。代表の田中元子さんには、そのものズバリ『1階革命』という著作もある。
この本でお書きになってることにいたくカンゲキして、以前に書いたのがこれ。
ここでの「私設公民館」という発想は、コワーキングを現代版公民館にしたいというぼくの発想にシンクロした。
引用をまた引用すると、
コワーキングにも同じことが言えて、まちにいくつかコワーキングがあって、居心地の良いコワーキングを自分の感性と価値基準で選ぶこと、つまり「選択の自由」があることが望ましい。選択であって、洗濯ではない。(判ってる)
さて、うち(カフーツ)も1階だが、こんなにオープンにできたらどんなにいいだろうな、と思って、喫茶ランドリーのリノベーション前の写真を見ると、この開放部ももとは壁だったのを、建物の背面・側面を耐震補強することで、道路側の壁に大きな開口部を作ることができたとか。
この広い入口があるせいだろう、しばらくいると、次から次へと吸い込まれるように人が入ってくる。うちもやってくれないかしらね。大家さん。アカンか。
気付いたが、喫茶ランドリーのキーワードは、「くつろぎ」だ。店先に出された看板にも「どんなひとにも自由なくつろぎ」とある。(カバー画像参照)
くつろぎ。いい言葉。コワーキングはただ仕事するだけの場所ではない。お茶を飲みながら人と語らう、くつろぎの時間を提供するのもコワーキングの役目。
それが、コワーキングをコミュニティと言わせしめる理由のひとつでもある。
ということで、今日はこのへんで。
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