今日のアウトテイク#162(日曜無料版)「ヴェネツィアの入場制限がスタートした」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-28)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。
少しずつ構成を変えようとしているのが判るだろうか。
#今日のBGM
#今日のコトバ
#カフーツ伊藤が提供する本当の価値
メンタリングしてくれる友人がいるのは有難い。
自分もするけれど、意外と自分のことも判っていなかったりする。
昨日の対話で自分が本当に価値を提供するのは何であるか、そのためにやるべきことが何かが整理できた。
今、書き出したら21項目あった。
5月からいろいろ変えていく。
#コワーキングとのコラボで書店の生き残りを考える
えらいことになってる。書店が1店舗もない自治体が今年3月時点で482市町村に増え、全体の27.7%ですって。
沖縄(56.1%)、長野(53.2%)、奈良(51.3%)の3県では、書店ゼロの市町村が過半を占めたって、いやはやなんとも。
人口が減ってるだけではなくて、ネット通販で買うことも影響してるんだろうけれど、リアルな書店へ行くと思いもしなかった本と偶然出会うということもあって、そこのところがネットにはない価値提供になってると、ぼくなんかは思うだが。そんな時間はない、というのが実情か。
そんな状況を改善しようと、経済産業省は「文化創造基盤としての書店振興プロジェクトチーム」を発足させたらしいが、そのヒアリングの際、取次大手のトーハンの会長が、「無人書店を補助金の対象に」と発言し、「200~300万円で導入できるパッケージを補助金の対象にするよう求めていく考えを示した」らしい。
それ、業界じゃなくてあんたんとこだけ生き残ろうとしてるんじゃないの?
こういう人が要職にいる限り抜本的な業界再編は無理だと思う。とすると、違う活路を開くしかない。
前にも書いたが、コワーキングとのコラボを考えたらどうだろうか。できれば、本とカフェとコワーキング。事実、そういうコワーキングはすでに存在する。
実はぼくもそれを狙っていて、場所としてではなくて、体験としての価値を提供できるコワーキングとして、本との融合は大いにアリだと思ってる。
書店の皆さん、よかったらぼくのブログを読んでいただいて、コワーキングのことを勉強していただいたらどうでしょうか?ピンと来るものがきっとあると思います。
#ヴェネツィアの入場制限がスタートした
先月も書いたように、2024年4月25日から、特定の日の午前8時30分から午後4時までのあいだにヴェネツィアを訪れる観光客は、1日5ユーロのアクセスフィー(入場料)を払わなければならなくなった。
ここに詳しい。
ヴェネツィアの入り組んだ運河と歴史的建造物は、絶え間ないメンテナンスと保全活動を必要としている。このアクセスフィーは、こうした取り組みに資金を提供し、持続可能な形で観光客を迎え続けられるようにすることを目的としている。
この投稿のコメントを見るとブーブー言ってる人もいるが、賛同する人も少なくない。
注意深い方は気づいたろう。「ベニスに滞在している人は支払う必要はない」というところ。
このイニシアチブの主な動機は、「持続可能な観光」「混雑対策」「文化の保護」「インフラへの投資」「ユネスコの世界遺産登録」等々が挙げられているが、その中に以下の一文がある。
つまり、入場料を徴収するのは主に日帰り観光客が対象であって、長期滞在する者には「地元との深い結び付き」を期待している、ということ。←ここ、大事。
それは、以前にも書いたように、その結びつきによって観光客の消費よりもっと大切な「知の再結合」が地元にもたらされるからだ。
これを、政策と言わずしてなんと言おう。観光客を呼び込んでいっときの消費を煽るようなせせこましいプランとは次元が違う。とりわけ、観光目線のワーケーションに浮かれている地方自治体は、こういう発想がないといけない。
もちろん、観光客や地元の人々の間では議論が巻き起こっているが、「多くのヴェネツィア人は、観光と保護のバランスを取るために必要な措置だと考えている」。そりゃそうだろう、普通のオツム持ってるオトナなら誰でもそう思う。
繰り返すが、環境保全だけではなくて、これまでになかったつながりによる価値共創によって、持続可能な都市設計を実行しようとしているところは見習わなくてはならないと思う。
その際、滞在中に拠点となるローカルコワーキングが果たす役割は極めて大きい。というか、ワーケーションの文脈で言えば、これを行政や観光業界に任せるのではなくて、ローカルのコワーキングも自らプランニングすべきだと考えている。
ということで、今日はこのへんで。
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