高校生の事業計画を支援するのもローカルコワーキングの役目:今日のアウトテイク#357(2024-11-09)
<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます
#今日のBGM
#今日のコトバ
#コワーキングプレス 「ペンクラブ」メンバー募集開始
今回、コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」にて、全国各地のコワーキングスペースとその周辺の人たちや出来ごとをリポートしていただく「コワーキングプレス・ペンクラブ」のメンバー募集を開始しました。
ペンクラブのメンバーは、モノを書くからと言って必ずしもプロのライターさんでなくても構いません。書くことがお好きなら、そしてコワーキングに愛着を感じておられる方なら、どなたでもご参加いただけます。
あなたの町のコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。それに「あなたのこと」「あなたのお話」をぜひ読ませてください。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。
ぜひ、ご参加ください!
#全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリ「cosac」が運用開始
かねてより開発、テストを実施しておりましたスマホアプリ「cosac」の運用を、11月1日からスタートしました。
これは全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリです。
コワーカーの小さな行動のひとつひとつが、コワーキングならびにコワーカーの相互扶助を促進し、いずれひとつの経済圏を構築するその一歩とします。
上記のサイトをご覧いただき、ぜひ、「cosac」にご参加ください!
#高校生の事業計画を支援するのもローカルコワーキングの役目
ふと目に止まったので共有。来週、8月から愛媛県大洲市の高校生が活動している「大洲市高校生チャレンジプログラム」の事業計画の発表会が開催される。
高校生のうちから自分のビジネスを考えるのはとても経験になると思う。自分で考えて自分でやる。←この精神を育むことが大事ね。
人からあれこれ指図された通りに動くことで給料がもらえる時代は終わりかけている。仮に、彼らが自分の事業として立ち上げなかったとしても、少なくとも自分でテーマを見つけて問いを立てる訓練にはなるはず。
それと、それを実現するには仲間が必要だということも理解できる。世の中はコラボでできている。これ、教科書と問題集で「答え」を出すことだけに終止していては絶対に身につかない処世術。
若いうちから事業というものを考える取り組みは日本の各地で行われていて、その環境としてローカルコワーキングが利用されるようになってきた。
そうして、この「コワーキング曼荼羅」の「起業」と「学び」が実践される。大変、喜ばしい。
「大洲市高校生チャレンジプログラム」の主催は愛媛県大洲市だが、実は「令和6年度大洲市高校生起業家育成事業」として、ぼくも何度かおじゃましている地元のコワーキング「コダテル」さんを運営するMIGACT社が受託している。
で、発表されるのは以下の5つの事業計画。タイトルだけでも面白そうなのが判る。
若者らしい着眼点もだが、空き家の有効活用という社会的課題への挑戦もあったりして、いや〜、なかなか意識高い。
地方のコワーキングで高校生を対象としたイベントの企画をしておられる方はきっと参考になると思う。オンラインでも無料で視聴できるので、ぜひ、参加されたらどうでしょう。
一応、貼っておきます。
ところで、そのコダテルさんでは「くわだて」と称して、コトを起こしたい人を応援するプログラムを続けている。そのことは、ぼくの「コワーキングマネージャー養成講座」でも事例として紹介している。
で、ここにコダテルで活動している会員さんが、発信したいこと、企てていることなどを自由に書き込んでいるページがあって、これまた充実している。
この中から、カツドウをはじめた人のリポートがこちら。例えば、これは退職する7〜8年前から古民家を利用したカフェをしたいと宣言していて、実際にオープンされた方の話。
これは、地元の八幡浜柑橘を使ったゼリーを商品化した福祉事業所にお勤めの方の話。
地に足ついた計画を、地道にコツコツ進め、それをコダテルさんが伴走して実現に漕ぎ着けているのがスバラシイ。
それができるのも、主宰する濵田さんが元々、地域金融出身で、在職中にNPO法人を起ち上げ、これまで多くの「住民参加・地域資源活用によるプロジェクト」を推進してきたから。
くわだての実現にはやっぱり誰かの助けが要る。それをするのが、コラボを組む仲間であり、そして端から何くれとなくサポートするコワーキングマネージャーの仕事。
で、それがコワーキングの利用料以外の収益モデルになってることにも注目。前述の自治体からの事業案件受託もそうだが、このことは、場所貸し業としてしかコワーキングを捉えていない人には思いもつかないらしいが、それはコワーキングを不動産ビジネスの目的にしてしまってるから。
ぼくもその業界に14年もいたからその思考回路は判るが、コワーキングはそこを利用する人たちのカツドウのためのあくまで手段だ。むしろ場所はおまけで、肝心なのはその上で誰が何をやるか。で、どうサポートするか。くどいけど、そうなんだから仕方がない。
それと、スタートアップもいいけれど、ぼくはこうしたローカルに根ざすスモールビジネスのインキュベーション施設としてのコワーキングも重要だと思っている。さっきも出した「コワーキング曼荼羅」の中に、そのテーマとなるものがいっぱいある。
なお、くわだてと同様の趣向なのが、過去に何度か紹介している茅ヶ崎のコワーキング「チガラボ」さんでやっていた「チガラボチャレンジ」。
ちなみに、チガラボさんではやりたいことを「たくらみ」と言っていた。漢字にすると、奇しくもコダテルさんの「くわだて」と同じ「企」。残念ながら、4月にクローズされたが、ここにアーカイブされているので、ぜひ、参考にしてほしい。
ついでにこれも貼っときます。
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ぜひ、お読みになって感想などお聞かせください!
ということで、今日はこのへんで。
(トップ画像:コダテル)
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