人を見た目で判断すると、損をします
勉強や何か作業する時には、私は絶対に家ではやりません。もちろん急にやらなければいけない時は別ですが、そうじゃない時には近所のコワーキングオフィスに行きます。人によっては喫茶店やファミレス、ファーストフードに行くことが多いと思いますが、私はコワーキングオフィスにわざと行くようにしています。理由はものすごくシンプルで、
全員が仕事や勉強に集中してるからです。
以前は図書館に行っていたのですが、図書館というのは集中は出来るのですが、物音を立てるのも気を使わないといけないんです。その点コワーキングオフィスはそこで会議をしている人もいますし、商談をしている人もいます。それがうるさいとかではなくて、その方が集中してやることが出来ます。私の通ってるところは、ドリンクも飲み放題ですから、
とてもコストパフォーマンスは良いんです。
コワーキングオフィスを知らない人もいると思うので、簡単に説明すると、オープンオフィスのように、誰でも自由に使えるスペースもあれば、場所が指定できるスペースもありますし、個室や会議室などもあります。私はオープンオフィスがちょうど良いのでオープンオフィスを利用してます。私の行っているオフィスは半日で1500円くらいです。
これを安いと取るか高いと取るかは、個人の見解ですが、私は時間を有効に使う為には安いと思ってます。
こういうところに来る人って、だいたいが決まってるので、何度も行くと見たことがある人もいます。私は月に10回くらいは利用してますので、そうするともう常連になるわけです。私の行く時間はほとんどの方が仕事をしています。しかしながら、私は仕事ではなく、名目上は勉強な訳です。オッサンが資料を広げて勉強してるって、それは傍から見たら不思議な光景です。ましてや皆さん商談やら会議やら必死にやられてる中で、
私だけのほほ~んと勉強してますので、緊張感がないったらありゃしない。
ある日、一人の若者が声をかけてくれました。「何してるんですか」と。余計なお世話だと言いたいのですが、さすがに大人げないので、ちょっと専門的に勉強したくて勉強してますって答えたのですが、その若者くんは、どうも私が仕事に落ちぶれてる窓際オッサンだと思ったんでしょうね。
なんか馬鹿にしてるような態度をしてました。
まぁ別に人から何を思われようと良いのですが、その次から頻繁に声をかけてくるようになりました。面倒だなぁと思いましたが、おそらく自分が優位に立ちたいんだろうと思ったので、出来ない人というスタンスで接してました。その若者くんは、とても電話対応が下手なんです。ある日、取引先にものすごくクレームを受けたみたいです。それに腹立てたのか、急に私に「こういう場合はどうする?」ってタメ口で声を掛けてきたので、そろそろ仕掛けようかなと思ったので、
「今すぐにこういう言い方で伝えてみてください」と、ちょっと真面目に答えました。
一瞬おやっと思ったようですが、その通りにやってみると、とりあえず商談は上手く収まったようです。若者はビックリした顔で私を見るので、私は、
「こんなのは商談の初歩中の初歩。商談はものを売るんじゃない。自分の信用を売るんです。」
さすがにまずいと思ったんでしょうね。急に言葉が敬語に変わり、その後から色んな相談を受けるようになりました。人を見た目で判断すると痛い目にあうということを、