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【エッセイ】オリジナル・スーパーヒーローを考えてみた

 アメコミのスーパーヒーロー映画について文句を書いてみました。

 まあ、文句を言うなら、観なきゃいいだろと言われてしまいそうだけど……。

 マーベル・コミックにしろ、DCコミックスにしろ、市場はもう飽和している。とても新しいスーパーヒーローが誕生する余地なんてないように思われるけれど、自分なりにアレコレ考え出してみるのは楽しいんかじゃないか。そんなわけで、かんやんが考えたスーパーヒーローを以下に紹介したいと思います。画才がないので、イラストはありません。容姿は想像して下さい。

 昆虫系スーパーヒーローというのがある。言わずとしれたスパイダーマンとアントマンである。

 だとしたら、コックローチマンというのは、どうだろうか。人類が絶滅した後も残るであろうゴキブリ。スーパーパワーは、ひたすらしぶとい生命力。六本の脚で敵を八つ裂きにする。弱点は殺虫剤。活動時間:夜、活動場所:都会。
 すでに存在すると困るので検索してみると……。

コックローチマン

 ……いました。島本和彦先生の漫画です。手が二本に足が二脚ですね。

 フライマンならハエ男の恐怖、グラスホッパーマンならバイクに乗ってる仮面ヒーローのパクリになってしまうから、ちょっとイギリスの四人組のバンドを想起させるけど、単数系でビートルマンというのはどうだろうか?

ビートルマン

 ……これもいたのかあ。変身サイボーグ1号ビートルマンとのことですが、コンビなのでビートルメン一号二号が正しいんじゃないのかな。

 では蝉男、シケーダマンはどうか? スーパーパワーは、大音量で鳴いて、敵の鼓膜を破壊する。……調べてみると、noterでもある漫画家内藤伸二さまの小説作品『-絶体絶命戦士-ツィカーデマン』がエブリスタで読めます。ツィカーデとはドイツ語でセミのこと。余命が短そうです。
 
 なら、さすがにトンボ男は存在しないだろう。

たぶん右下がドラゴンフライマン

 フツーにアメコミに溶け込んでるようです……。一体、どんなスーパーパワーの持ち主なのか? 個人的にはカンガルー(マン?)が気になります。

 もう昆虫系には見切りをつけた。哺乳類系スーパーヒーローでは、どうだろう。バットマンやキャットウーマン、ブラックパンサーがこのカテゴリーに含まれる。

ジャガーマン
チーターマン

 ……まあ、このへんはすでにいるんだろうなあ、と想定内ですよ。ジャガーマンは仮面ライダーの怪人(熱心に観てたのに全然覚えていない)だからヒーローではない。チーターマンはアメリカのアニメですかね? ゲーム化されて、日本でもクソゲーとして知る人ぞ知る存在らしいです。

 ライオンマンなら快傑ライオン丸、ウルフマンならオオカミ男、ラットマンならねずみ男、羊男なら村上春樹、エレファントマンなら見世物小屋……。

ドッグマン
……都市伝説ピッグマン

 ピッグマンは未確認生物というより……単なるデブ、ハゲ、ハダカ、ブタッ鼻のおじさんじゃないのか。危険度50%って、目安がわからんよ。

 哺乳類系もダメか。アクアマンに対抗して、エアーマン(空気男)はどうだろう?

カードゲームのエアーマン
よくわからないエアーマン
江戸川乱歩の空気男
海野十三の空気男、見えません

 日の下に新しきものなし……。私の想像力なんて、こんなものかと落胆する。それとも人類の想像力の方が、枯渇しつつあるのだろうか。

 ……もう何にも浮かびません。イラストを描く必要性なんて全くなかったな。

(了)

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