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あまり知らないものをアナグラムで解析
あまり知らないものをアナグラムで解析しようと思う。
【鬼滅の刃】
〈STEP1〉知っている要素を挙げていこう。
【鬼滅の刃】
【炭治郎】
【妹が鬼】
【竹をくわえている】
【無限列車】
【紅蓮華】
〈STEP2〉アナグラムしよう。
きめつのやいば
きつめのやばい
たんじろう
たろうじん
いもうとがおに
にがいもおとう
たけをくわえている
たいくをわけてえる
むげんれっしゃ
しゃむれんげっ
ぐれんげ
げれんぐ
〈STEP3〉意味付けをしよう。
キツめのヤバイ
多老人(多い老人)
苦芋お父
たいく→体育
える→エール
体育を分けてエール
しゃむ→くしゃむ
くしゃむ「れんげっ🤧」
げれんぐ→ゲレンデに行ぐ(訛り)
ゲレンデに行ぐ
〈STEP4〉物語にしよう。
キツめのヤバイ老人、いわゆる老害が、5、6人ほど群れている集団、それを人は『多老人』と呼んで恐れていた。僕の父親は芋と人間のハーフで、といっても苦いだけの芋なので、手足も無ければ五感というものも全く無い。『苦芋お父』と呼ばざるを得ない。小5の体育大会の日、父親参加の綱引きがあったのだが、もちろん苦芋お父は来ていなくて寂しかった。周りの同級生たちが「お父さん頑張れー!」とか言っている中、僕はただ下を向いていた。すると、周りがざわざわしだした。顔を上げると、多老人が、綱を持って合図を待っている父親たちに分け入って、「親が来ていない子、親がいない子、がんばれよ〜!」と大声で言った。体育を分けてエールしてくれた。「なんだ多老人って優しいんじゃん」と生徒たちが口々に言うと、噂をされた多老人が「れんげっ🤧」とくしゃんだ。「おーさぶいさぶい、さぶさに慣れるためにはそうだな」「なるほど、さぶさに慣れるためにはあそこしかないな」「そうだなそうだな」「みな考えてることは一緒だな」「んだなんだな」「行ぐどごだべな?」「んだ行ぐどごだ」「んじゃ行ぐどごせーいので言うか」「んだな」「おいらが言うべ」「んだ」「せーいの」「ゲレンデに行ぐ」
人々が恐れていた多老人は、ゲレンデに行ったきり帰ってきませんでした。平和が訪れたと人々はどんちゃん騒ぎ。でも僕は、多老人が電車で席を譲れと騒いだことも、セルフレジの使い方が分からないと騒いだことも、多老人にとっては正義だったのではないか、そう思ってやまないのです。
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