小さいフード専用塗装台をイレクターで作る
軽自動車のフード、小さくて細長くて塗装時にいい感じに固定できなくないっすか・・・?
よくある定番のXに開く台だと縦にも横にも微妙だし吊るすにしても角度が・・・。
なので作ってみました。
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最近の軽自動車は室内空間を最大限確保しているため、ボンネットは前後に短く横長でアールがキツイという特徴の物が多く見受けられます。外さずに塗装するなら問題ありませんが、自分はマスキングの手間から見て外して塗装したい派です。
問題は外して塗装する際に固定しづらい形状で毎回手を焼いている。というのがありました。最初に触れたXタイプの台は置きづらさもさることながら、閉じると高さがあり過ぎるし、広げると低くなり過ぎてこれまた塗りづらいポジションになってしまいます。
以上の課題を踏まえ作成にあたり目指すのは、
・シンプルな軽自動車用ボンネット専用の塗装台。
・ある程度の形状の違いに対応できるもの。
・塗りやすい高さの物です。
そこでヒントを得たのは屏風です。ジグザグしながら自立しているあの感じ。イケてますよね。
関節部分で角度調整できれば、様々な形のボンネットに対応できそうかな?というイメージ先行でつくりました。
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あえて両端を固定しないことで前後をつぶせることができ、その逃げ分で横幅を調整する狙いです。そうすることで細いタイプのボンネットも載せられるように。
その分のデメリットとして剛性を若干殺すことになりましたが、上にフードを置いてしまえば自重でフニャフニャしなくなるので概ねオッケーです。
概ねオッケーなのは特に厳しい耐久テストをする訳でも販売する訳でもなく自分だけが使い勝手が良ければいいという理由からです。
地面に接する部分はキャスターも考えましたが剛性を犠牲にしているため樹脂の蓋にして安定感を優先しました。
反対側のボンネットに接する部分にはパーツへの傷防止と、滑り止めの機能を兼ねてラバーの蓋を使用。
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剛性に不安もありましたが対象が塗装中にずれたり滑って落下する等はないのでこれはこれでありかなと。
以前、スライド式ガンホルダーを作成したのはG-FUNという製品でしたが、今回は元祖イレクターを使用しました。
単純な丸パイプの組み合わせですが、オプションパーツが豊富にあるため工夫次第でいろいろ作れそうです。
壁面に取付出来るスライド式ガンホルダーも作成してみました。
良かったら記事も読んでみてください。