なべむらくすみ

主婦、娘二人。日々雑に生きてる。楽器を弾いたりするのが好き、ほかにも趣味はたくさんあったはずだった

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最近の記事

スラムダンクの映画を観ました

子どもの頃家にあって、ほかに娯楽が少なかったので原作は読み込んだほう。 アニメはひととおり観た。 バスケには詳しくない。 好きなキャラクターは…あえて言うならミッチーかなあ。というかんじのアラサー女の感想です。 「新たな視点」ということだったけど、かなり驚いた。 へえ!そうなの!そうなるんだ!!という新鮮な驚きばかりだった。 原作の時点で決まっていた設定なのかなあ。 モーションアクターが入っていることもあってかものすごくリアルで、実写と見まがうほどだったんだけど、井上雄彦

    • 昭和生まれの宗教2世がデパコスカウンターデビューした話

      化粧という言葉に対して、ポジティブな気持ちになれなかった。 私にとって化粧は、「マナー」であり、「相手に失礼のないように自分の粗を隠すもの」だからだ。 母は集会の前に化粧をしながら、「エホバに失礼のないように、汚い肌を隠さないと。あなたはまだ若くて綺麗なんだから必要ない。」と口癖のように言っていたし、未信者の父親は父親で「親からもらった体をいじるなんて」と、眉を整えるだけで嫌味を言ってくるような人間だった。 おかげでろくに化粧をしない芋大学生をしていたけれど、就活を始めた

      • おまつりとわたし

        宗教上の理由でいわゆるお祭りというものは禁止されており、 並ぶ出店で好きなものを買ってもらった、などという記憶がない。 しかし実家の近くには比較的大きい神社があったため、 出かけた帰りにはお祭りの人混みの中を通らざるを得ない、という子ども時代だった。 祭りの起源は偽りの神をあがめるものだから、という理由だったので、 打ち興じる人たちを見ると、子どもながらに「あの人たちは悪いかみさまをすうはいしているのだ」 などと思っていた。 大人になってから宗教からは離れたが、胸の奥に

        • 31年間嫌いだった辛い物が食べられるようになった

          ありとあらゆる辛いものが苦手だった。 唐辛子、わさび、辛子の類、刺激の強いもの、(わさびを「辛い」と表現すると怒る人がいることはまあわかっています)少し前までは中辛のカレーですらしんどかった。 舌がしびれ、次に口に入れたものの味を感じられなくなるほど、身体が受け付けなかった。 その昔、仲間内で居酒屋に行くと「えぇーっ、なべむらさんにも苦手なものがあるんですか?!辛い物食べられないの?!」とみんな嬉しそうにして「ホラこれ辛くないっすよ!」とよく騙されたものである。 もちろん韓

          サカナクションのライブ会場が海だった話

          そこは海でしかなかった。 青く静かな空間は深海、我々はうとうととたゆたうクラゲ。 開演前には、流れる穏やかで心地よい音楽と、なめらかに動く照明。 揺れる波に身を任せるように、その時を待つ。 予定時刻を少し過ぎたとき、幕の向こうで歌いはじめる、サカナクションのボーカル、山口一郎氏。 姿はスクリーンに映されるだけでまだ見えないが、深海から引っ張り上げられるような、優しい歌声。 幕が開き、世界を光が包む。 前方からの拍手で、「彼」の登場を知る。 急に眩しくなる視界、 気がつい

          サカナクションのライブ会場が海だった話

          語彙力をゴミに出した話

          本を読んだり、文章を書いたりするのが好きだった。 学生時代は暇を見つけては図書館で過ごし、 漢字テストは毎回ほぼ満点、国語の成績はいつも「5」だった。 作文が何かのコンクールに入選したこともあったっけ。ひたすらに詩を書いていた時期もあった。 いつか書こうと思っているけれど、幼少期に所属していた宗教の活動の関係でもかなり国語力が鍛えられた。 就職してからは、社外にも配る新聞づくりを任されていた。語彙力は、人並みにあったほうだと思う。 結婚のために退職して2度の妊娠、出産を経た

          語彙力をゴミに出した話

          母が感じる罪悪感の話

          子どもの体温が高いと感じたとき。まず最初に思うこと。 ああこれは38度後半はあるな…明日の予定はキャンセル、あさイチで小児科に連絡して、座薬はあったかな、クーリングしたほうがいいだろうか… そんなことを一瞬にして考えるけれど、同時にどこかから聞こえる声。 「また熱?先月もだったのに?」 「ゆうべ寒かったのに、布団かけてあげなかったんじゃないの」 病院にかかるタイミングだってそうだ。 「こんなになるまで放っておいたの?」 「こんな軽傷なのに連れてきたの?」 って言われる

          母が感じる罪悪感の話

          おやつ交換の話

          初めての親子遠足。それは突然始まった。 昼食を終えた頃、近くに座った親子が小さなグミを差し出してきて、(まだあげたことないんだけどな…)と思いつつ受け取ったのが最初だった。 なるほどおやつタイムか…と思い、娘にも、持参したおにぎりせんべいを与えることにした。 ほどなくして、お菓子の詰め込まれたジッパーバッグを持った子どもたちが次々とやってきて、ラムネやゼリー、クラッカーなどを照れくさそうに手渡してきた。カントリーマアムや源氏パイなどの、ファミリーパックを持ってきていて配っ

          おやつ交換の話

          日記でいいよね

          ブログが書けない。 文章を書くのは好きなのに、いざ書こうと構えてしまうと構成や言葉遣いを細部まで気にしてしまい、どうしても投稿に時間がかかる。 今までもブログを立ち上げようと何度か試みたことがあったけれど、完成度の高い記事を書かねばと思うあまり、結局挫折した。自分のことを書くのも、元来苦手である。 小さな子供を育てているので記事更新にかけられる時間も少ないため、とりあえず気軽に殴り書きできそうなnoteを始めることにした。 誰かの役に立つような記事はたぶんかけないので、日

          日記でいいよね