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コンクリートを河川に住まう微生物で囲む世界観について_1 (#アクアポニックス #新規就農 #人口減少)
【はじめに】
はじめまして、永澤幹太です。現在27歳、福岡在住、作業療法士として、発達障害のお子さんと関わったり、マルシェや小さな教室で音楽体験を届ける仕事をして生きております。
2019年の秋、友人からの紹介&相談で、アクアポニックスという水流と微生物を利用した循環型農業について知ったのが今回の話の始まりです。
友人の農業で起業したいという夢を応援しようとする中で、これまで全く知らなかった、感じてこなかった農業を取り巻く社会課題を知りました。
・家畜による大量のCO2排出量、安い肉が消費されやすい社会状況
・農業、漁業従事者の高齢化と人口減少
・JAへ安く卸すか、B to Cを目指して販路開拓か、低収入問題
・平野よりも山やたにが多い日本列島では、ドローンやICTを使ったアグリテックの導入が容易ではないこと
など
Sustainable Development Goalsについても。
そもそも私は、森の中のログハウスで音楽教室を始めてしまうくらい山や森や自然が大好きで、会社のミーティングを海や山でしようと試みるほど。
それらとも何かがリンクして「最も効果的にアクアポニックスの技術を用いる方法はなんだ?」という問いが頭から離れなくなりました。
【そもそもアクアポニックスとは】
・魚の水槽
・野菜を育てる水槽
・微生物を育てる水槽
この三つを循環させて
生産的かつ安定的、環境にも優しいサステナブルな未来的な農業スタイルです。
漢字で書くとこういう感じ↓
水耕栽培×陸上養殖×環境微生物
【サステナブルな都市の妄想@福岡】
アクアポニックスはサステナブルな農業として世界的に注目を浴びていますが、研究途上であり、日本では取り組まれている方がごく少数です。つまり、私たちが住む社会実装されるかどうかはまだ分からないフェーズという事です。
ここで私は未来型夢を見ています。
「天神ビックバンの建築物の屋上を食べられる緑にする」
もし仮に
廃校のプールや使用されていない耐水ハードで安定的な美味しい淡水魚の陸上養殖が成功し
美しいフォルムの栽培パッケージを住環境が集積する都市部に組み込めたら
と。
そうすれば
・流通インフラの維持の難しくなった限界集落の生活を持続させ
・農家の収入安定による新規就農者の増加し
・都市緑化による住環境の質が向上するのではないかと
妄想しています。
現在、九州大学に通う学生さんと魚好きな中学生と私の3名で
廃校など陸上養殖の実験が可能な施設を探し、空いた時間に論文を読み、実験の仮説を組み上げていっています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また何か進捗があれば記事を書いてみようと思います。