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谷川岳 本谷~南陵フランケ

一ノ倉沢へ。
知り合いが一緒に行ってくれるという事で、その計画に乗らしてもらった。

計画書を見ると、本谷~南陵フランケ~4ルンゼとなっていた。
沢登りをしに行くのか?と疑問に思い、聞いてみるとクライミングで行くらしい。南陵フランケは分かるが、本谷~4ルンゼは沢のイメージしかない。どういう事か分からなかったが、取り合えず付いていく事に。

当日の深夜にピックアップして貰い、4時発。

初めて見た一ノ倉沢は、クライマーとしてテンションが上がったし、思ったより大きかった。昔の人達が、この沢の壁に魅力を感じ、通い詰めていた理由がよく分かった。

朝日に照らされる一ノ倉沢

パートナーは下から本谷を詰めていたのだが、様子を見ているとガチのヘツリをしていたので上からアプローチをした。

右がパートナー。
この後、ガチのヘツリをしていた。


途中で本谷に入ったが、一か所を除き、乾いた沢登りという感じであった。幻の滝の側を登り、怖い所はパートナーに任せ、いいとこ取りをさせてもらった。

幻の滝の横を高巻く
ここが一番ヤバかった。
リードはお願いしたが、濡れていて滑ったらサヨナラ案件だった。


適当なところから南陵テラスに上がりに行くが、そこも数か所悪いところがありロープを出す。各々適当に詰めていたこともあり、一人だけもげそうな岩を抱きかかえ、祈りながらクライミングをする羽目になってしまった。
なんやかんや(割と色々あったが)あり、南陵テラスに着き休憩をする。

南陵フランケは、濡れていた。黒かった。
「あぁ、これは帰宅かなー」と考えていたが、一緒に行ったパートナーの人達は行く気であった。
ここだけの話、若干引いたが、せっかくここまで来たなら行こうという事で行くことに。

核心だけリードさせてもらった。ルート全体を通して、濡れた5.9を終わっているプロテクションでひたすら登る感じであった。ただ、最後の2p以外は、終了点だけピカピカのボルトが打ってあった。若干興ざめしたが、有難いので使わしてもらった。

終始こんな感じ
たまに良いやつがある笑

結局、4ルンゼまで行かず南陵を下降し、色々ありながらテールリッジから帰った。
駐車場に着くと23時になっていた。

ヘッテンを持たずに行ったので、スマホのライトを使って下降した。
パートナーが谷川をよく知った人だったのでなんとかなったが、普通にビバーク案件だった。

久しぶりにアルパインというか、冬以外のアルパインは初めてであったが、終始楽しいクライミングだった。
ただ、北岳バットレスをイメージして行ったので、かなり面を食らった‥笑

一緒に行ってくれたパートナ―の方達の懸垂の速さ(今まで見た中で一番早かった)など、多く勉強するところは多くあった山行だった。
次は冬行きたいなー。

一緒に行ってくれたパートナー達

カエル

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