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遠い銀河のBONUS TRACK -本当の邂逅を果たした異星の友人との、その先-

令和に描く本格SFドラマとしての熱量が込められた、半年のTVシリーズが在りました。
2024/02/23、そのボーナストラックとも云える映画『ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE大怪獣首都激突』が封切られました。

作りとしては”あえて”TVシリーズの延長戦。
ずっと歴代ユニバース連携が続いていた中でどれ程ぶりかの本当の意味での”完全新作のTVシリーズウルトラマン”であり、新たな未来に踏み出した野心作且つ、そもそもの『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』といった初期作の持っていた、異星人や巨大生物が介在する人類社会舞台のSFに真っ向から取り組んだ作品でした。
その”劇場版”がこのフィルムとなります。

初日初回に観賞して参りまして、その記録がてらの記事を少し。

※本記事は該当作の結末や核心に触れる記事となっておりますので、まだの方は是非ご観賞後にお読み下さい※

.。.:*△以前、渾身のシンウ記事の中で『ブレーザー』TVシリーズの魅力にも触れておりました。こちらもお読み頂ければ..!
(上記、『シン・ウルトラマン』という”映画”が大好きな方にも是非読んで頂きたい記事なのです。。


✧本映画で”大怪獣”が”首都”を襲う意味

まず
制作期間などを考えても別段、今現在現実社会の政治の中枢があまりに酷い事になっている問題への風刺でもないのでしょうが
”少年の魂”を取り込んだ大怪獣が、強く鬱屈した”大人の汚さ””大人への嫌悪”を叫びながら、”汚い大人の権力の象徴”である国会議事堂を破壊する
この構図がまー、それこそ”これからの未来を生きる子供達”も観る映画の御話としてうってつけになってしまったなぁ..と反芻している次第です。
(※ここは大人達が政治風刺だのと騒ぐ材料にするのではなく、実際問題社会の仕組みを作る場所に居る大人達があんな馬鹿げたまま逃げ遂せると思っている世界を壊し再出発すべき現状において、きちんとした事を子供達に残してあげられる現実に至ってほしいものだとの願いを込めまして

個人的にどうしても最初は、上映時間の短さを知ってこれはそこまでの大きな”劇場映画”としては作られていないのだろうなぁと少し期待値が下がってしまっていた面があったのですが
見事なまでに、tvシリーズでなら前中後編位の長さで描かれるような”(良い意味で)いつもの『ブレーザー』”で、逆にtvでもここまでの作り方をされていたのだという再認識に唸りもし
大スクリーンでの、SKaRDと”ブレーザーと呼ばれる光の巨人”の活躍を、大満足で見届けて来たのでした。


✧好きポイント

・冒頭・
tvの振り返りで時間を使ってしまっているのではと気になったのも束の間、気付けばあの積み重ねの再体験に高まり始め、更に見事に個々の登場人物の紹介にもなっている映像編集であった事に唸ったのでした。

・アクションシーンとしてのSKaRDの面々の活躍と、タガヌラーの描き方・
巨大怪獣に対し然程効果ない銃撃を地上からするようなよくある”見せ場”でなく、ズグガン等の幼体を次々に撃ち倒していく殺陣を魅せてくれたのがほんと良くて。。
死骸になったと思われる個体のタガヌラーに銃を向け警戒を崩さずに次へ走るシーンとか描写細かくてすごく好きでした。
因みに、あの最終章での事実解明を経たのにタガヌラー駆除していいの?と思った方もおいでやもですが、あの発射は外星の脅威外敵に対して排除行動を行っていた彼らの生物本能行動であって、人類を襲う際には勿論対処する必要がある訳で。
そういう意味でも簡単に”味方怪獣”ではなく、”地球に生きる生物としての怪獣”の一種である描き方だったと思うのでした。

・オープニング❢・
タイトルインからそのままOP入れるんだ?!と思いながらも好きOPなので楽しんでいたところ、あれこれノンクレジットオープニングだ..!と気付いてまた高まったのでした。
そこ一つ取っても、構成として最大限に入れられるものを全部入れてくれた感がありました。
スタッフロールでサブタイトルバックを表示しながら全話を振り返ってくれたのも、本当に集大成的映画だなぁと感じたのでした。

・ブレくん無言の抗議・
ゴンギルガンの頭部からユウキくんを引き摺り出す作戦に「ウルトラマンでもなければそんな事..」と危惧するマブセCEOにゲント隊長が「いや、これは繊細な作戦なので彼には無理です」と言ったのに対し、ブレーザーくん怒っちゃうぞと思った瞬間ホントにキレて発熱して隊長跳ねたの流石にちょっと声出て笑っちゃいました。
精神空間で言い合いコントする感じでなく、基本的に言葉を放つ事のない”彼”との関係だから出来る端的なシーンでとても良かったです☻

・総力戦・
ゴンギルガン第二形態との決着。
防衛隊は補助でトドメはやっぱりウルトラマン、というのでなく、本当に双方の協力で積んで積んで
”ウルトラマンブレーザーとSKaRDで一緒に斃した”描写だったのがほんっとうに良かったです。。
アースガロンに搭乗してないエミさん達もあの動きでしたしね..!
アンリさんの「我らの相棒..!!」の台詞は予告編からずっと好きでした。好き。

・二人目・
サトコさんの体調の話が出た時点であれこれはと思ってたのですが正にそうで。
今回の御話的にも、この先に繋がる新世代の命です。
そしてその件に奔走するジュンくんの振舞。
この子は今回も印象的でした。
ブレーザー光線は彼らの願いがブレスレットを通じて届く表現を経て初めて撃ててるんですよね。
本当にここもまた総力戦の一角であったのでした。


✧入場者特典と、欲しかった物販

Twitter..Xを離れている私は最速情報が飛び込んでくる訳でもなく、当然何か劇場限定物販があるものと思っていたのですが公式サイトを見ても何もそうした掲載がなく
実際に足を運んで何も無かった事に結構驚いてしまったのでした。
こういうのはチケット代以外のそれなりの収益に繋がるはずなのですが、かえって規模的に準備出来ない状況だったのでしょうかしらね..?
一応パンフは準備されていたものの、版も小さく読み物としては田口清隆監督のインタビューが興味深かったくらいで後は絵本のようで。

その割に入場者特典で特殊カラーのブレーザーストーン配って下さったり。
頂けるものはそれは嬉しいのですが、こっちからもっと何か買ったりもしたかったなぁと..。
映画のロゴが入ったマグカップとかでもいいのでというかそういうのが欲しかったのでした🥺

物理ストーンだけでなく、入場者だけが聴けるスペシャルボイスドラマ準備されてるの凄いですね..!
これはツブイマの会員増やしたいのでしょうけど、てっきり有料会員限定かと思いきや無料会員登録で聴けたのとても良かったです。
今回ボイスドラマではあれちょっと映像乗せてるのがまた凝ってて。
とはいえ映像は通信状態の最低限で
こういう、音声だけだから好きなように状況描写出来るトンデモ展開音声特典にとても弱いのでした楽しかった。。(昔はアニメのCD特典とかでよくあった印象です

そして
”そんなに人間が好きになったのか、ブレーザー”
みたいな、ね。
(ゲント隊長は隊長なりに彼の事を心配してるのでしょうけど、そんな事言わないでよ..って話ですよ

処で『前編』となっていて後編めちゃくちゃ探しちゃいました。
またツブイマのコンテンツらしい判りづらさなのかと..(恐らく後編は後日配信かBlu-ray/DVD特典?
後編も楽しみですね..!

しかしTSUBURAYA IMAGINATIONは以前少し有料登録していた時期があったのですが、相変わらずUIはじめ全体的に使いづらいな〜〜と..。
今回再ログインするだけでも更に使いづらいサービスのdポイント会員連携まで求められて挫けそうになりました。
あと会員登録時にクーポン画面に特典用コードが自動入力されているのですが、そのままだとエラーになる為、一旦消さないと進めませんのでお気を付けて(これほんとひどい

ランダム3種の内ブレーザーを引き当てました❢
アドレス隠し用に添えたのはアーくんホワイトモード
ではなく吉野家で貰った怪獣系ポケモンのジュラルドンちゃんです(かなり出来が良い


✧おまけ:恒例のウチの子記念撮影と、遠出の楽しみ

キャッチコピー
放送開始前の「俺が行く。」から劇場版で「俺たちが、行く。」になるのは当初から決まっていたそうで
シリーズ通して観てきた人はもうここで泣いてしまう構築なの本当に好きなんですよね。。。。

そのコピーがド真ん中に入ったポスタービジュアルの掲示された、劇場のNOW SHOWING前で私恒例の創作の”ウチの子”を📸

アプリを開くとバッチリこのポーズをしてくれていたのでした。
(※この場所に滞在占拠して編集していた訳ではありませんので念の為

今回
初日舞台挨拶が用意されていたので申し込んでいたのですが尽く外れまして..。
もし ららぽーと かブルク13が当選しても午後なので仕事の都合で正直厳しいものの、横浜方面久々だし調整して行きたいなぁとワクワクしてましたのに。
(一般発売も案の定瞬殺で、一瞬見えたリセールも条件が合わず

行かれた方のレポートお待ちしておりました❢
素敵空間だったみたいですね、いいなぁこういうの本当に。。

新宿ピカデリーは午前中且つ同時間帯に別スクリーンでも上映あるみたいだったのでワンチャンSKaRDの皆やブレーザーと同じ空間を味わえるのではと迷ったのですが、混みと遥か遠出と引換に賭けレベルではちょっとあれかなぁと。

その代わり普段行かない映画館で面白い仕様の座席があるのを知ってそこに赴きました。

イオンシネマ久々だったのですが、”多摩プレミアシート”という名称だったので多摩センター限定企画なのかな?
追加料金無料で先着でゆったりした特殊席を取れるというものでした。
実際座り心地はとても良かったのですが、”観易い中央付近”なので他の観客に囲まれた場所ですし、前後は狭いのでそんなにおすすめでもないかなぁとは正直。
でも無料ですからね。ここは選択肢のひとつで。
こういう、劇場ならではの体験提供があるのは凄く良いことだと思います。(実際お出掛け先決定の理由にもなりましたし
追加料金ありのアップグレードシートの方が個人的には好みですが、実装劇場が限られておりますし

そうして訪れた京王多摩センター駅。
降り立って駅構内あちこちがサンリオ仕様な事に最初「???」だったのですが、成程ピューロランド在るのここでしたね..!
生ピューロランド初めて視ました🏰
(親御さんに連れられた小さい子が「tvでみたのといっしょ〜〜〜!」って言ってたのですが、私もその心持ちでした(

駅の天井がこのステンドグラス風装飾でして、ポケモンジムもこの状態です..!
(ガブリアスちゃんが少しバッドばつ丸に視える(???

(△この記事を書くにあたって公式サイト検索してみたら、何かテロ予告あって2/24本日臨時休館なんですって。昨日の今日でなんてこと..

雪予報❄だったのと遠方だったので早目に出たのですが順調に着き過ぎて、結局雪にもならない雨天の中を周辺を散策していたところ
何か謎のおぱんちゅうさぎが放置されておりましたのでした(何これ

ほんとになにこれ

雨もあってより人が少ない朝の内にウロウロ出来たのは楽しくて。
舞台挨拶外れた事でこの体験が生まれた訳で、何がどうなっても行動によって幾らでも前に前に繋がるなぁと。

イオンシネマ前にあったお寿司屋さんが気になったものの開店昼前だなぁと思っていたら、大怪獣首都激突観て出たら丁度いい時間で食べて帰りました。
”鬼ネタ”をやってる最中で、店内寿司も久々だったので色々惹かれてポンポン頼んでたらかなりお腹いっぱいに。
(初めて立ち寄ったパン屋さんが焼きたてで凄く良くて買いまくってたら帰ってから困ったの思い出しました(?
パンは分けて晩御飯にして事なきを得ましたけどお寿司は食べ切るしかないのだ🍣
シャリが赤シャリでメチャウマでした💮

鬼マグロを侵食する勢いの鬼玉子

公式サイトリンクして初めて気付きました、”回転寿司みさき”って名前が海鮮三崎港を彷彿と思ったら正にそこの名称変更でした..!
懐かしいなぁ引越し前は関東に来る度にここは必ず寄ってたんです。。

前日、駅中心に調べて食べて帰ろうと思っていた100時間カレーはテイクアウトにして帰宅。
ここも美味しかったです。。🍛

映画が好きだからこそ映画館では観ないよってなった程に他客の迷惑行動に遭遇し過ぎてウンザリしていた時期が暫くあったのですが
コロナ禍を経て時折映画館に行く機会を復活している今、やっぱり劇場観賞体験って良いものだなぁと。。
こうして、”出掛ける”ということそのものの楽しみの復活でもありますしね。

ウルトラマンニュージェネレーションスターズの前にやっている『しまじろうのわお!』で最近流れる『ぼく えいが みてきたんだよ』という歌があり、これ自体凄く染み入るものなのですが
パンフで田口清隆監督が「『大怪獣首都激突』が初めての映画/初めての怪獣映画になる子供も居るかも知れないという意識でも撮った」話をされていたのを思い出して、今朝はより泣きそうになってしまったのでした。

実際、シアター内には親子連れも多く。
あの子達にとって、本作が素敵な映画体験になった事を願ってやまないのでした。。


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