【美容男子】洗顔料使うのやめたら肌ツルツルになった

二十代のころ、すごい肌荒れで悩んでいた。

学校卒業してすぐに静岡県に就職したのだが、勤務先がブタ小屋かよってくらいに汚くて空気も淀んでて、日勤と夜勤を一週間ごとに繰り返す地獄みたいな勤務時間。

食事もほぼ毎食スーパーの安くてマズい弁当か、すき家のチーズ牛丼の二択を繰り返し。しかも当時「チョコずっと食ってるやつマジでカッコいい」みたいな憧れがあって常に食ってた。

このピサの斜塔みたいな食生活の偏り&栄養不足で全身一富士二鷹三ニキビ、目の下のクマは取れない、地獄先生ぬ~べ~を超えた地獄人間げ〜ろ〜が爆誕。

住んでる所は、人間の数よりカエルの数のほうが多い超絶アホ田舎。周りの娯楽はキャバクラかパチンコ屋オンリー。案の定、土日は朝からパチ屋に並び、閉店まで打って勝っても負けてもその足でキャバクラに行く、そんな人間の終わりまっしぐらの生活を繰り返していた。

そこで知り合ったのが、キャバクラ『HONEY’S』のNo.1キャバ嬢・レイちゃん(源氏名)…

死ぬほどかわいいショートカット女子。1発で一目惚れした俺は、ボロ雑巾みたいな自分を変えるべく「美容」の道を歩き初めたのだった…


二十代にして給料だけはそこそこ貰っていたため、金に物言わせ、超高額な洗顔料とか化粧水をかたっぱしからガシガシ試した。

でも、肌に合わないのか、そもそもの生活習慣を変えなきゃ意味無いのかはわからんが、一向に肌荒れ、ニキビは治らない。

もうなに使えば良いのかわかんなくなって、途中からなにをトチ狂ったのか、通ってた「与沢翼似の美容師」に勧められた「コレ一本で洗髪も、洗顔も、洗体までできるシャンプー」みたいな死ぬほどインチキ臭いやつを1本1万とかで買わされ、それを使った。

一向に肌は綺麗にならないどころか日に日にボロボロに。身も心もボロ雑巾一直線だった。


そんな状態が続いたある日、仕事終わりにふと銀行口座の通帳記帳したら、腰抜かして立てなくなった。


残855円


給料日まであと2週間弱。完全に終了した。

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