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呪術廻戦 第270話 『夢の終わり』感想

冒頭、姉の墓参りに行く伏黒くん。硝子さんも一緒ってことはパパ黒についての詳細は伝えた後なのかな、流石にあの手紙だけで説明済ますのは適当すぎますし。いやでも五条先生ならあり得なくはないラインだな…まあ伏黒くんもあれ以上積極的に父親の情報求める気はなさそうでしたが。

五条先生が硝子さんに夏油の死体の処理任せなかったのは羂索にも語られた情報。それについてのご本人の感想が「馬鹿だよね~」なの、変に気遣って処理させなかったのが完全に裏目に出たな…。あの世信じてない発言も空港という名のあの世で再会したふたりの旧友としては割と異端よね。

渋谷事変の最中には喫煙の理由について「少し学生時代を思い出しまして」と説明。その煙草を今回ゴミ箱に捨てたのはやっと学生時代と決別できたって描写でしょうか。五条先生に比べると硝子さんは夏油のいた青春に対しドライな印象でしたが、それでも彼女なりに昔に囚われてはいたと。

天元様の大規模結界、そういやあったなそんな設定~…!で、その天元様死亡による穴埋めがスクおじの残骸なのはお手軽すぎんだろ!そんな超絶便利アイテムの代わりとかすぐ見つかるもんなの!?また理子ちゃんみたいな女の子が犠牲にならなきゃいけないシステムじゃないよね…?

加茂さんと一緒にいるのは実の母親とその再婚相手と連れ子。デパートの垂れ幕が片仮名な辺りここはちゃんと日本っぽいですね、羂索やスクおじが倒されて海外へ逃げる必要なくなったと。最終決戦は不参加でしたが虎杖くんに赤血操術教えてくれたし、こういう時を過ごす権利は充分ある。

大道さんと三代さんに受肉タイプの泳者の今後の扱いを伝える真希さん。なんか親しくなってたけどコイツらも普通に一般人の体使って好き勝手してるんだよな…こうして刀与えてあげたのが恩情なくらい。「儂を消すときは貴様が来い」っていやそれ普通に乗っ取った一般人まで死ぬでしょ!

指折られたのにシャルルさんの担当ついてる斉藤さんは聖人か何か?そして「新人はベテラン作家の隣に~」とか「ベテランだって待たすなよ!!」とかちょいちょい下々先生の本音に聴こえるんですが…wまあ紙の雑誌残すべきなのは同意です、読者側としてもあの紙めくる感覚が好きなのよ。

髙羽さんが普通に生きてるのは何!?本当になに!!?いや確かに死装束着てただけで死亡確定とは言われてませんでしたが!にしても羂索まで生きてるのはマジで何なんだよ!!いや顔は写ってないから髪型と背格好だけそっくりの新しい相方かもしれませんが。いやでもそんなことある!?

まあ羂索(仮)の顔写してないのは想像の余地残したってことなのかなあ、日本全土巻き込んだ呪術テロ起こしたやつが生存確定したら後味悪い層もいそうですし。仮に本人だとしてももう漫才の道に生きてる以上また悪事に手を染めはしないでしょうが、大々的に祝うものではないよなと。

ところで「下ネタが多いのはいい」「でもエロ系は控えよう」は下々先生自身の方針に感じたクチです。あの五条先生もちんことか書いた紙渡しても、意図的にセクハラめいた弄りしたことはなかったじゃないですか。釘崎さんのスカート履いたのも性的な意図があったわけじゃないですし。

「あの時はごめん」、静観してただけの奴がいきなり一方的に謝っても相手されるわけもなく──…しかしここで謝るために動けた甘井くんの選択は肯定されるべきでしょう、謝ったのと謝ってないのとじゃ全然ちがう。これも虎杖くんの善性が他者に与えた影響の一つと言っていいでしょう。

日車さんを不起訴にした総監部ってのは五条先生が皆殺しにした結果、新しく就いた羂索の息のかかってない総監部?まあ日車さんの術式って呪詛師を裁くのには便利だもんな…生かしておくのは頷ける。「やり直し」ってのは第二審で有罪になってしまった大江さんの裁判の第三審のこと?

伏黒くんに右腕になる発言されて愛の告白だと勘違いする華ちゃん、なんかテンションがちょっと万さんっぽくないか…wまあ結構重めの言い方だったので勘違いしたくなる気持ちもわかりますが。しかしこれだけで次回CP成立してるかは正直厳しいラインだな~…!伏→華の矢印が弱すぎる。

眼球めっちゃ肥大化してる福沢宗太さん(26)は蜃気楼の原理解説するでんじろう先生みたいで草ァ!異様すぎてずっと見てると段々笑えてくるな…wいや急に恋人がこんな化け物になってた彼女さんには同情しかないですが!少なくない数の読者の夢に出てきそうなインパクトがあったよ!

伏黒くんたちの推察では呪われたのはむしろ彼女さん。となると犯人は彼女さんに惚れてる男とかでしょうか。恋人である福沢さんを妬ましく思った犯人は彼が化け物に見えるように呪いをかけ、彼女さんが別れたくなるようにしたと。殺意が感じられないって伏黒くんの印象とも一致する。

逆に迷惑呪詛師って前提が誤りだとするなら…彼女さん自身による無自覚の呪いとか?帰宅時に電気つけっぱだったことといい福沢さんはどこか適当なところあるので、ちゃんと目見開いて私とその周りを見てよって愛の裏返しのパターン。愛ほど歪んだ呪いはない(by五条先生)ですし。

さて次で泣いても笑っても最終回。なんかもう大円団ムードですが、次回3人のうち2人が死んで例の「一人以外皆死ぬ」が実現しそうで怖いな~…!ってのはさすがにビビりすぎかもしれませんが!!しかし下々先生ならあり得ないとは言いきれないのが怖いです、最終回だけに緊張感高まる。

例の「伏黒の最後は決まっています」も怖いところです。死ぬ瞬間じゃなく普通に最後の登場シーンのことだったとか、冨樫先生のクラピカと旅団は全員死ぬ発言同様そりゃいつかは死ぬよねって意味だったとか、色々解釈の仕様はありますが…直球にDEAD ENDの可能性も否定しきれない。

【作者コメント】
「利益相反に関しては職務基本規定57条但し書きをチェケラするといいようです<下々>」
これもしかして本来なら清水さんは日車さんの代わりに彼の職務を行えないって話してます…?

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