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Not even close !

⚾ わたしはロボット審判導入賛成派である。

テレビ中継ではバーチャルストライクゾーンが出る。
だから、誤審であれば一目瞭然だ。

時代の趨勢だから早く AI 判定を導入すればいいではないか、
と常々思っていて、1年前にこんな記事まで書いてしまった。
↓↓↓

⚾ 人が審判をしている現状では、1試合にいくつも誤審が出る。

誤審が出たときのアナウンサーや解説者の反応を聞いていると、
日米の放送で全く違うのが面白い。

⚾ 日本のテレビ放送では、

微妙な判定ですねえ
今日の審判は厳しいですねえ

とかのセリフが定番だ。

明らかなボールでも、

ギリギリでしたねえ

とか言う。

⚾ アメリカのテレビ放送は違う。

誤審が出ると、まず最初にひと言、

Wow ! とか Oh, boy ! とか言って驚く。

そして続けて、

Not a strike at all ! (ぜんぜんストライクじゃない!)
A ball and a half off the plate ! (ボール1個半ハズレてる!)
Not even close ! (きわどい球ですらない!)

などと文句を言う。

8 inches off the plate ! (20センチ以上ハズレてる!)

なんて大袈裟に言うこともある。


⚾ 善し悪しの問題ではなく、民族性の違いなのかもしれない。

日本人は、あまりハッキリものを言わない。
公の場で人を責めるのは不作法とも取られる。
相手が間違っているのが明白でも露骨に非難はしない。

アメリカ人は、何でもハッキリものを言う。
忖度したり余計な配慮をしたりするのを嫌う。
相手が目上でも上司でも正しいか間違いかは明白にする。

⚾ 日米の放送局のスタンスの違いもあるかもしれない。

日本では NHK の BS で放送するから、公正で穏やかな放送になる。
呼ばれる解説者も、発言がソフトで癖のない人が多い。
(わたしは癖のある武田氏が好きだが)

アメリカの放送は、ホームチームの地元の放送局が行う。
解説者もそのチーム出身の元メジャーリーガーであることが多い。
だから、思いっきりホームチーム贔屓の解説になる。

⚾ さあ、いよいよワールドシリーズ!
1981年以来、43年ぶりのヤンキース対ドジャース、東西横綱対決だ。

誤審にイライラしないように、深呼吸しながら観戦しよう😄

Go, Shohei !!
Go, Yoshinobu !!



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